小沢一郎幹事長

平成21年12月16日(水)
民主党の小沢一郎幹事長の本音が露わになっている。田中角栄元総理を師と仰いでいるのはよくわかるが、テレビに映る小沢氏からは、強きを助け、弱気を挫く姿が垣間見えて不快である。
小沢氏の亡き師田中角栄はスケールの大きな人物で、部下からは慕われ、中国の毛沢東とも対等に対峙して信頼を勝ち得ていた。今回の小沢氏の朝貢外交は、胡錦濤主席に媚びて土下座しているだけのように見える。世界中が日本人の姿勢を嘲笑していることだろう。心ある日本人なら歯咬みしているものと思われる。加えて天皇陛下に対する不敬の態度は、まるで自分が日本の王になったかのようである。恥を知れ、そこな下郎が!と思っているのは自分だけではないだろう。

健診よりも保険証受診

平成21年12月9日(水)
健康診断やドックがかえっていらぬ心配をさせたり、むだな検査を増やしたりで、いいことはないと思っているが、先日健康診断のがん検診で卵巣腫瘍が見つかった人がいた。
自治体の行っている子宮がん検診も、ドックなどの健診も、基本的には内診して細胞を採取するだけで、きちんとした超音波などによる画像診断をするわけではない。文字通り「子宮がん検診」だけである。もちろん、内診で子宮や卵巣に異常を認めれば、詳しい検査をするように勧めるけれど、もしイヤだといわれればそれまでである。内診では診断に限界があり熟練した医師が慎重に診察しても、見逃しはある。今回の場合は、内診では非常にわかりにくく、別の症状があったので詳しい検査をした方がよいとお話して超音波検査をして見つかったのである。
なんらかの症状がある人はドックなどに行かずに、保険証を持って医療機関を受診すべきである。医療は本来、現在良くない状態を少しでも良くするのが使命であり、どこも悪いと思っていない人を無理やり検査して、怖がらせることではないだろう。早期発見、早期治療が本当に生命予後を伸ばしているというデータがないかぎり、これらの健診は不要だろう。

漢方薬はローカルドラッグ?

平成21年12月2日(水)
民主党が今行っている「仕分け」で、漢方薬を保険薬から切り離すことが、15人の委員のうち11人の賛成で決まった。つまり今まで医師の処方があれば定価の3割で手に入っていた漢方薬が、高くなるということである。かつて自民党時代の政府が、漢方薬は保険診療になじまないということで、保険薬から切り離そうとしたことがあったが、時の日本医師会長・武見太郎氏が強硬に反対して流れたことがあった。今回も、一部の反対者の意見で撤回される可能性が高いと思われる。
漢方は「証」でそれぞれの人に合う薬を調合して投薬する。だから同じ病気に見えても、一人ひとり薬の種類・量が異なるので、病名によって処方の決まる保険診療にはなじまない。加えてこれだけ長い間日本で使われてきたにもかかわらず、きちんとした有効・副作用の証明がない。生薬なので成分が一定していない。欧米では漢方製薬会社の猛烈な売り込みにもかかわらず、「漢方薬はローカルドラッグである」との位置づけである。理由はきちんとした検証がないからである。
わが国では「中国四千年の歴史」と称して漢方薬を必要以上にありがたがる風潮があるが、漢方薬で結核が治ったか?ピルのようにきちんと避妊効果のある漢方薬はあるか?やはり漢方薬は、一旦振り出しにもどして保険薬からはずして、きちんとした効果と副作用のデータを出したうえで、有効と認められたら保険薬に入れるのがスジではなかろうか。

リホーム祝いの一日

平成21年11月24日(火)
先日、岡山の友人夫妻が長女夫婦と孫を連れて、改築祝いに来てくれた。娘も孫を連れて遊びに来たので、孫同士が大喜びで遊びまわっていた。後から娘の亭主も駆けつけてくれて賑やかな一日になった。
友人夫婦とは子供の年も近かったので、一緒に旅行したり親戚のようにつきあってきた。そして今、一歳違いの初孫同志が二人で大喜びで走り回っているのを見ていると、今までの色々な出来事が思い出されて感慨深いものがあった。同時にしみじみありがたいことだと思った。
昼前からビール、ワイン、冷酒、ウイスキーをちびちびやりながら、夕方6時ごろまで歓談した。楽しい時はあっという間に過ぎて行く。これからも皆、健康でいてほしいと心から思ったことである。

第29回吹康会演奏会

平成21年11月17日(火)
雨が続いて急に寒くなった。本格的な冬に突入しそうである。先日、尺八と筝・三弦の演奏会があり3曲も吹いてしまった。舞台ではやはり上がってしまい、ライトの熱さもあって、何より自分の技量の未熟さゆえに、同時に吹かれた先輩方に大いに迷惑をかけてしまった。
あとで聞いてみたら自分の音は力ばかり入って、実によくなかった。今回は結構練習していたつもりだったのに、本番になるといかに難しいか身にしみて感じた次第である。ただ失敗を通じて大きなヒントを得たので、これを確かめてみるつもりだ。以前上級者の人にアドバイスされたけれど、その意味が良く分からなかったことがあったが、今回「そうだったのか」と腑に落ちたことである。
結構めげたけれどまた頑張ってみようと思っている。

誕生日

平成21年11月10日(火)
今日はなんと!50ウン歳の誕生日である。月日が矢のように過ぎてゆくのを改めて実感する。小さい頃、大人はしっかりしていて、物事をきちんと考えて行動しているんだろうと、なんとなく考えていたが、成人しても全然変わらなかったし、今もたいして変わっていないと感じるのは、自分だけなのだろうか。
ともあれ今日まで大過なくやってこれたのは、実にありがたいことである。スタッフと薬局からそれぞれ花束をもらったし、カミさんと娘からもプレゼントをもらった。50歳を過ぎればおまけの人生だと思っているが、おまけもなかなかいいものである。今日も夜はおいしくお酒を飲んでゆっくり休もうと思う。

沈まぬ太陽

平成21年11月4日(水)
渡辺謙主演の「沈まぬ太陽」を見た。原作者の山崎豊子の作品は一時、はまったことがあり、その時に作品のをほとんど読んでいたので興味があったのだが、何といってもテレビで見たロードショーでの渡辺謙の挨拶がかっこよかったからである。
実際、久しぶりに力の入った大作で、特に御巣鷹山の日航ジャンボ機の墜落とその後の遺族たちの悲しみは思わずもらい泣きをしてしまった。ただ、山崎作品の特徴?なのか、集団の中の権力闘争には悪玉と善玉をはっきり分けて描くので、「白い巨塔」の財前と里見のように恩地と行天の対比がいささかわざとらしく感じた。この映画は実話に基づいているけれど、ここまで善と悪がはっきりしているわけではないだろう。それでも見てよかったと思ったし、3時間以上にわたる上映時間にもかかわらず、終わってもほとんどだれも席を立たなかったのは、作品のすばらしさ故であろう。

アシスト自転車を買った

平成21年10月28日(水)
とうとうアシスト自転車を買ってしまった。自転車での通勤はとても快適なのだが、夜疲れて帰宅する時の橋の高低差は結構しんどいこともあり、唯一それだけが自転車通勤の難点であった。
通勤途中で時々一緒になるF先生は以前からアシスト自転車で通勤されていて、坂道でもあっという間に楽々と先に行ってしまう。ちょっとうらやましかったが、9月の連休で京都に行った際にレンタサイクルの予約がいっぱいで仕方なくアシスト自転車をレンタルした。初めて乗ってみたらこれが実に快適で、あまりの楽さに感激してしまった。最初の一漕ぎは後ろから押してもらっているようでほとんど力がいらず、坂道も平地を走っている感覚である。京都の高低差のある寺院なども楽勝で行くことができた。
今は毎日の通勤が楽しみである。ほかの自転車通勤の人たちにちょっぴり後ろめたさを覚えながら、それでも快適さに大いに満足している。

深まる秋

平成21年10月21日(水)
急に冷えるようになって朝、ブレザーの下にベストを着ようとしたが、ちょっと早すぎるかとやめた。一挙に秋が深まり最もいい季節が過ぎようとしている。食欲の秋、収穫の秋。天高く馬肥ゆる秋。秋深き、隣は何をする人ぞ。
人生には色々なことがあり、何十年生きてきても初めての経験はあるものだ。いいことも悪いことも含めて。何歳になってもこれは自分にとって初めての出来事だ、と思うことはある。それでも物の見方や感じ方はそれほど変わっていない。三つ子の魂百までというが、まことのその通りだと思う。持って生れた性分、死ぬまで変わらないだろう。

一日二食

平成21年10月15日(木)
昔に比べて酒量は増えたが食事の量は減ってきた。かつては食欲旺盛でいくらでも食べられたが、今はおいしいものを少しだけがよくなって、まるで老人のようである。それなのに体重がちっとも減らないのはどうしたことか。責任者を呼んで来い。
朝はコーヒー一杯だけ。昼は近くの行きつけの店を回遊し、夜は晩酌なので1日2食である。この朝食抜きのスタイルになって10年以上20年近くになるだろうか。それでも休日や旅先では、特に和朝食がおいしくてたくさん食べてしまうのはどういうことだろう。いずれにせよ仕事を続けている限り、今のスタイルのままだと思う。