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ムツゴロウの地球を食べる

令和3年10月20日
表題は畑正憲氏の著作で2011年発売の文春文庫本である。久しぶりに本棚から取り出して読んでみたが、世界中を歩いて様々な食材と食文化を徹底的に調べ、味わい、自分で再現することなどをエッセイ風にさらりと書いている。自分の青春期に畑正憲氏(通称ムツゴロウ)の「われら動物みな兄弟」を読んではまってしまい、以後「ムツゴロウシリーズ」の本は発売と同時にほぼすべて買った。ちょうど自分が20代から30代の頃で、氏の生きざまが実に魅力的で、次はどうするんだろうと目が離せなかった。ヒグマを飼った話「どんべえ物語」「さよならどんべえ」などは何度も読んでそのたびに胸が熱くなったものである。
氏は麻雀が好きで強く、「畑正憲の精密麻雀」「ムツゴロウの麻雀物語」の本もあり、プロの十段位も獲得している。とにかくスケールが大きい人物である。いつのころからか新しい著作も見かけなくなり自分の中でのブームが去ったのだが、ふと手に取った本で当時を思い出したわけである。

日常生活

令和3年10月13日
緊急事態宣言が解除されて普通の日々に戻りつつある。禁酒令もなくなり、時短も段階的に解除されている。街を歩く人たちも心なしか表情が明るくなったように感じる。夜の街も少しずつ活気が戻ってきた。
それにしてもコロナ第5波は何だったのか、専門家はコロナ感染がどうして増えてなぜ終息したのかわからないという。わからないなら専門家の立場を返上すべきだ。今まで散々、三密は避けろだとか酒類は禁止だとか移動は控えろだとか言っておきながら、結局は自然に増えて自然に終息するウイルスの振る舞いには何の役にも立たなかったということである。
第6波もいずれ来るだろうが、インフルと同じように扱って、いずれ終息するだろうと大きく構えて、意味のない移動制限や時短営業、禁酒などはやめるべきである。そうはいっても保身に走る指導者たちはマスコミに煽られてまた同じことしかできないだろうが。

「藤井聡太論」

令和3年10月6日
表題は「光速の寄せ」で21歳で将棋名人になった天才、谷川浩司永世名人の著作である。将棋には興味があり、子供の頃は大山康晴名人が将棋界のトップに君臨していて、その強さは歴史上最強ではないかと今でも思っているが、その後の流れが面白い。長く続いた大山時代は中原誠名人に取って代わられる。その後に出てきたのが著者の谷川浩司名人である。ところが谷川名人の時代は長く続かず、羽生善治名人がその地位につき、長い羽生時代が続くことになる。羽生名人はその功績によって国民栄誉賞を受けるが、その時には藤井聡太棋士は16歳だったがすでにプロ棋士になって快進撃を続けていた。
藤井聡太棋士は14歳で将棋のプロになり29連勝という信じられないような記録をつくる。その後も快進撃を続け、現在タイトル3冠で無類の強さを示し、藤井聡太の時代が始まっている。どこまで強くなるのか、なぜこんなに強いのかを天才、谷川浩司が分析しているのがこの本である。かつて江戸時代には天野宗歩という天才棋士がいたが、このような人物は一定の周期で現れるのだろう。自分の考えでは「天野宗歩」「大山康晴」「羽生善治」「藤井聡太」という流れだ。

宣言解除

令和3年9月29日
非常事態宣言が解除されることになった。コロナ感染者が減ってきたことがその理由だが、感染者数の変化を見れば宣言による人流抑制したからではなく、ウイルスの都合によって減ってきたことがこれまでの流れから一目瞭然だ。専門家と称される人たちの言動を聞いていると、本当の意味で専門家かどうか疑われる。ここまでの世界的な発症者の変化を見れば、人流抑制はほとんど意味がないことは明白で、欧米ではそのようにし始めた国も増えてきている。我が国ではいまだに「禁酒令」も条件付きで残りそうだし、○○の一つ覚えとしか言いようのないお達しが残る。
ウイルスには一人一人の免疫力で立ち向かうしかないし、人類はそのようにして感染症に対処してきた。不幸にしてウイルスに負ける場合もあるだろうが仕方がないではないか。すべてこれまで通りの生活に戻すべきだと思う。

連休とは言え

令和3年9月22日
今週はシルバーウイーク、敬老の日・秋分の日など休みの多い週である。例年ならどこかに出かけていることだろうが、今年はおとなしくしている。コロナが怖いとはちっとも思わないが、無能な施政者たちが「緊急事態宣言」を出している以上身動きできない。過去の記事を見ると、京都や奈良など歴史の感じられるところに行って美味しいものを食べるという、まことにわかりやすい旅をしている記載がある。シルクドソレイユを見るために大阪へ一泊、ミシュランガイドの店で食事などしている。そういえばシルクドソレイユはコロナのせいで潰れたそうだ。コロナに対して世界中・日本がおこなったことの良否はいずれ歴史が証明してくれるだろうが、今は流れに身をゆだねるしかない、不本意ではあるが。

豊穣の秋

令和3年9月16日
9月になって朝夕は肌寒さも感じられるようになった。これから一年で一番いい季節「天高く馬肥ゆる秋」になる。田舎育ちの身にはこの季節の思い出がよみがえってくる。稲刈り、当時は鎌で刈り取っていたので、日曜日は朝から晩まで手伝うのが当たり前だった。中学3年まで作業していたが、そのころから刈り取る機械ができて手伝わなくてよくなったが農作業は結構大変だった。今はなくなったようだが村祭りも当時はあり、近所の神社に出店が並んでいて、玩具や綿あめを買ってもらって喜んでいた。村の若い衆がみこしを担いで家々を回る。鬼の面をつけて(田舎では「ひょんこ」と言った)棒を持って女子供を追いかけまわして怖がらせる。この日は家ではごちそうが出る、といってもちらし寿司・巻き寿司ぐらいだけれど、子供にとってはうれしい一日だった。
運動会も秋に(東京オリンピックが夏に行われたのは狂気の沙汰である)行われる。小学校の運動会と日曜日に行われる村民運動会。一等になればノートや鉛筆をもらえるので頑張って走ったものだ。まわりはみな農家だったので五穀豊穣を祝うことが大切だったのである。

「出生前診断における超音波検査の活用」

令和3年9月8日
表題は広島産婦人科学会での香川大学産婦人科、金西賢治教授のWEB講演である。このところ講演はほぼすべてWEBになっていて楽ではあるが、先生方と顔を合わせることがないのが寂しい。
妊娠中の超音波検査は毎回行われているが、ポイントは妊娠12週、18~20週、28~30週の3回きちんと行うだけで十分だとの話は、まさにその通りだと納得。現在行われている妊婦健診では超音波検査は毎回行われていて、胎児の成長・異常の有無、さらに表情や手足の動きなどを見てもらいながらDVDに録画して渡すところもあるという。サービスの部分が大きいので診療する側の時間的な負担は大きく、実際大変だろうと思う。
超音波検査が3回だけになれば、診療する側の負担は少なくなり実質的な仕事がもっとできるようになる。諸外国ではそうなっていて、わが国だけは毎回ほぼサービスで行われていると思われる。妊婦さんの喜ぶ顔が見たいというモチベーションはあるが、実質的なことが変わらないのなら上記のようなやり方に変えていくのがいいのではないだろうか。