平成19年12月10日(月)
先週から忘年会やら飲み会が立て込んでいて、アルコールを飲む機会が多いので、量を控えめにしないと体がもたない。家で飲む量ぐらいにしておけば、それほど体には負担にならないと思うが、なかなか難しく、つい量が増えてしまうのが困る。
こんな時いつも思うのは、アルコールがおいしく飲めてしかもたくさんは飲めない体質でよかったということである。さまざまな会でアルコールが飲めないほどつまらないことはないし、料理をおいしく食べるためにアルコールは必須であるが、飲み過ぎは体をこわす。その点、自分は適量を過ぎると体が受けつけなくなるので、その手前で止めておくようにしている。皆それぞれ適量があり、それぞれの適量まで飲まないと満足しないようである。自分の適量はわかっているのでだいたいコントロールできるが、たまに二日酔いになるのも仕方ないことかもしれない。
カテゴリー 日誌
適量を守る
地区医師会忘年会
平成19年12月4日(火)
昨日は地区医師会の忘年会があった。毎年この会があるたびに感じることだが、この狭い地区になんと多くの医療機関があることか。広島で単位面積あたり一番多いということは、中四国で一番ということである。それだけ人が集中しているということだろうが、田舎出身の自分には想像を絶することである。
この地に開業して10年過ぎたが周辺の環境はかなり変わってきた。まず、向かいの袋町小学校が建て替えられて市の統合施設の一部になり、地下は駐輪場になった。並びのダイエーは撤退し、デオデオとダイソーなどが入った。アンデルセンのとなりに本通りヒルズ(なんと恐れ知らずのネーミングだろう)ができた。もとよりテナントが変わった例は数知れず。筋向いの深井ビルの一階には10年前にはミスタードーナッツがあったがスターバックスコーヒーになり今ではセブンイレブンになっている。
クリニックの地図をタウンページに載せているが、ランドマークにしているような施設が変わるとその度に変更しなければならない。めんどうであるがそれだけダイナミックな地域だということだろう。
師走の会合
平成19年12月1日(土)
早いものでもう師走である。今のところはあまり寒くないがいずれ厳寒となるだろう。今月は忘年会や飲み会、その他の会合がつまっていて、月末まで体力が持つか心配である。
まあ、飲み過ぎないようにすればいいのだろうが、おいしいとつい飲んでしまうのが困る。外で飲まない場合は家で晩酌をするので結局は同じだけれど、やはり家では飲みすぎることはめったにないので安心である。アルコールに弱い人間の方が、アルコールが原因のがんになりやすいというがなんのその。五十を過ぎればあとは余生である。タバコをやめて5年は過ぎたが、美味しいものを食べることとそれに付随するアルコールはいつまでも楽しみたいものである。
スキル習得には1万時間
平成19年11月27日(火)
プロといわれるようなスキルを身につけるためには、それに1万時間かけることがひとつの目安だそうだ。確かにどんなことでもそれぐらい時間をかければ一人前になれるだろう。逆にいえばそれぐらい時間をかけてやっと一人前になれる最低条件が満たされたということである。
昔から区切りの期間として3年、10年という単位がよく使われている。1日10時間そのことにたずさわるとして1年330日で3千3百時間、3年で1万時間になる。「石の上にも三年」というが、なるほどぴったりである。3年も修業すればある程度の目安ができて、そこからさらに続けるかどうか決めることができるのである。そして、10年修業すれば熟練しているといえるだろう。芸術系の場合は才能の有無が大きいからいちがいにはいえないが、それでも1万時間かければ形にはなると思う。さて自分にとっての尺八の演奏はどうなのだろうか。
胡祭り
平成19年11月21日(水)
商売繁盛を祈る胡祭りが胡町で18日から3日間行われた。平和通り恒例のライトアップも重なって、夕方から人出が多くみられた。縁起もので熊手を買って年々大きくしていくのが慣わしである。この3日間は前から決まっている会合以外は飲みに出ないようにしている。
師走になると忘年会と称して会合や飲み会が増えてくる。自分のアルコールの適量は決まっているので、遅くまで飲まない限り酔っ払うことはない。日本酒なら3合も飲めば充分でそれ以上はいらない。おいしく味わえるのだけれど、なにしろアルコールに弱いのでこれでいいのだ。実に安上がりにできているのがありがたい。
緊張の尺八演奏会
平成19年11月15日(木)
アステールプラザでの尺八演奏会が近づいてきた。あんな大きなホールで人前で演奏するのは初めてなので今から緊張している。まだ人前で吹けるほどうまくないのに、上達するためにも出なさいというお達しにより覚悟を決めたわけである。
問題点その1。当日、ちゃんと音が出るかどうかが心配である。なにしろ尺八は本当に音が出にくい楽器で、初心者の大半はこの時点でやめてしまう。さらに緊張すれば唇が渇いていっそう音が出なくなる。問題点その2は紋付袴を着て演奏しなければならないことである。着物を着ること自体、日常生活にないのに、慣れないことをするのは気が重い。正座するので足がしびれることだろう。問題点その3。楽譜を見るための譜面台を使うことは伝統的に禁じられており、床に広げるので実に見にくいのである。尺八の楽譜はカタカナのロツレチハが縦に書いてあり、字が小さく読みにくい上に、最近は視力も落ちていていっそう見えないと思われる。
これらのことを考えていると、やるぞという気持ちがなかなか起きてこないが、昨日一緒に出演される大先輩に偶然街中ですれ違った時、何十年もやっておられるのに、演奏のことが頭から離れず緊張しているとのお言葉を聞き、少しだけほっとしたことである。きっと緊張しているだろう初心者の気持ちをほぐしてやろうという、やさしい心遣いをしてくださったのではなかろうか。
混合診療の是非
平成19年11月9日(金)
混合診療は違法だとの厚労省の判断に対して違法ではないという司法の判断がでた。
混合診療禁止というのは、保険診療しているときに健康保険で認められていない検査や薬を使ったら、それまで行ってきた診療の費用がすべて保険外になり全額負担しなければならない、という従来の厚労省の解釈である。今回訴えた男性は、がんの治療のため保険診療に加えてほんの少しだけ保険外の薬を使ったために、すべてを自己負担とされてしまった。そこで弁護士に相談したところ国に勝てるはずがないと断られ、自分だけで書類を作成して訴えて勝訴したものである。これはすばらしいことだ。
国民皆保険制度は世界に誇れる制度で、わが国の医療がWHOで世界一と評価される大きな要因である。だからルールは必要であり厚労省と医師会の混合診療禁止の考えはわかるが、制度を守ろうとするあまり硬直化してはダメである。国民の健康を守るための制度が、逆に国民に過度の負担を与えてどうするのか。ものごとはシンプルに考えればよい。その人の健康を守るためにいちばん良いことは何かと考えて、もし混合診療が必要ならそうすればいい。そして、それを悪用する者に対してはきびしく対処すればいいのである。
どんなに完璧な制度を作っても、制度を悪用するの者はかならずあらわれる。今の制度でも、保険上認められているからとの理由で、必要以上の検査や投薬をしているケースもあるのだ。
根津医師のヒューマニズム
平成19年11月5日(月)
諏訪マタニティークリニックの根津八紘医師は、病気などで子宮を失った女性の借り腹出産の手助けをしたと公表した。それに対して、産婦人科学会と弁護士会から非難の決議が出された。その理由は生まれてくる子供の福祉に責任が持てないことと、替わりに産む女性の健康不安があるからだという。
笑止の沙汰である。
医師の使命は目の前の苦しんでいる人を癒すことである。病気などで子宮を失ったが本人の卵子はあり、替わりに出産してもいいという女性がいて医学的にその技術があるなら、いったい誰がその希望を止められるというのか。今も生まれている子供たちすべての福祉を保証できる人などいないし、妊婦さんが100%安全などとだれも保証できないけれど、日々出産は行われている。医療はなべて個人的なことであり、犯罪でない限り納得しあって良識に基づいて行うべきである。当事者でもないのにえらそうに非難の決議を出すべきではない。その点、根津医師の真のヒューマニズムに裏打ちされた勇気ある行動には、心から敬意を表するし、こういう人がいるということはまだまだ人間も捨てたものではないという意を強くする。
無論、産まないという選択をするのも自由であるが、産みたいと思う人の希望を妨げるべきでない。もし、その過程でなんらかの不備がおこったらその時点で検討すればよいのである。親子関係にしてもDNAによる親子鑑定ができる世の中になったのだから、法律もそれに合わせて変えるべきでいつまでも過去の判例にしがみついてはいけない。司法の目的は人々の幸福のためではなかったのか。
受診者にも問題あり
平成19年10月31日(水)
救急でのお産の患者さんの受け入れ病院たらいまわしが問題になっている。
報道によれば救急で受け入れを5回以上断られた妊婦さんが増えているというが、実際のところは1回だけ断られたケースは増えていない。問題にすべきなのはなぜ5回以上断られたのかである。妊婦さんの救急でいちばん大切な情報は妊娠週数である。もし妊娠週数が若くまだ10ヶ月になっていないのなら未熟児医療のできる施設(NICU)でないと新生児に対処できない。だから、妊娠週数さえはっきりしていれば受け入れる病院はもっと増えるだろう。
報道のケースは妊娠7ヶ月になっていたのに一度も産婦人科を受診していない。真夜中に市街地で遊んでいて異常がおきたため、男友達が119番に電話したのが午前2時44分で、救急車が到着したのはわずか8分後の2時52分だそうである。これはすばらしいことである。そして妊娠週数がわかっていればもっと早く受け入れ病院を探すことができたと思われる。そこのところをきちんと報道しないと有効な対策はたてられないと思う。
食品偽装問題
平成19年10月26日(金)
このところ食品の偽装問題が次々に報道されている。「ミートホープ」の社長の逮捕をはじめ、有名な「赤福もち」の製造日のごまかし、「比内地鶏」として売っていた鶏肉が実は安い排鶏(卵を産まなくなった雌鶏で一羽数十円で取引される)を使ったものであったとか、枚挙にいとまがない。こんなばれやすいインチキをしていて、次々に告発されているのにどうして改めようとしなかったのか不思議である。
どれも命に関わるような実害がなかったことはよかったが、輸入食材のなかには危ないものがかなりあると聞く。わが国の食料自給率はカロリーベースで40%であるから、信頼できるところから輸入しないとそれこそ命に関わる。安全性の検査を国だけに任せておいても難しいだろうから、民間できちんと検査して安全性、素性などを保証するようにしたら少々割高でも安心できるというものである。



