フレンチパラドックス

平成19年4月14日(土)
フランス人は食いしん坊が多く、他の先進国と比べて破格に多くの塩分と脂肪、アルコールを摂取しているにもかかわらず成人病の罹患率が低いそうである。しかも喫煙率も高いという。従来の考え方からいえば通説と反対のために、世界中の学者が説明に苦慮して「フレンチパラドックス」という言葉が生まれ、赤ワインが健康に良いという説もここから出たそうである。
確かに「健康」という概念からは、美味しいものもアルコールも刺激的な生活も排除されるべきものであろう。でもそうなれば生きているだけということになって、なんのテイストもない人生ということになってしまう。「健康」という概念と、実際の健康とは別のものである。やはり美味しいものを食べ、面白いこと、楽しいことをしたほうがいいに決まっている。健康はすばらしいことだが「健康」という概念からは離れた方がいい。