令和8年7月3日
表題は大竹聡(おおたけ さとし)氏の著作で、酒を愛し酒をとことん飲んできた一生をふり返りながら記したまさに「酒好きの記」である。
以前、ちくま書房から氏の「酒呑まれ」が刊行されたときに目について読んでみたが、肩に力の入ってない読みやすい文章で、面白く読ませてもらったが、「酒好きの記」は氏が酒を飲むようになった初めの頃から現在までの足跡を淡々と綴ったものである。コロナ禍になる前に書き始め、コロナ禍の時中断せざるを得なくなり、その後再度書いて今回出版となった。氏は早稲田大学を卒業後、出版社・広告代理店・編集プロダクションなどを経てフリーライターになった。ミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊、酒や酒場にまつわるエッセイ・レポート・小説など執筆している。同じ酒好きのなぎら健壱氏から「酒吞まれ」と言われたことから上記のエッセイを書いているが、本当に酒好きなのだろう。現在63歳だというが毎日美味しく酒を呑んでいるらしい。どんな肝臓をしているんだと思うが大丈夫なようだ。自分もほぼ毎日嗜んでいるが、アルコールに弱い家系なのでいつも眠ってしまって家内に怒られている。氏は毎日酒を呑み、それを職業にしているのである。達人としか言いようがない。



