日付別記事一覧 2018年6月15日

袋町周辺

平成30年6月15日(金)
袋町小学校の向かいにクリニックを開いて20年になるが、周辺のビルや店の変遷は激しいものがある。今まであった建物が無くなり駐車場になったり新しいビルに建て替わったり、町全体が生きているように感じられる。この周辺は食べ物屋と美容院が多く、これらの店の興亡は特にダイナミックである。ほんのわずかの場所にも新しい店ができて商売を始めている。皆、夢を描いて頑張ろうとしている様子が伝わってくる。でも実際に見ていると、長く続いているところはそれほど多くなく、いつの間にか違う店になっているのが現実である。
戦後、長いこと親しまれていた2軒となりの食堂も閉められ、今新たなチェーン店ができている。まさに「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」である。自分が生まれ育った田舎は風景がほとんど変わっていないように見えるが、よく観察すれば少しずつ変わっていることがわかる。時間の流れがゆったりしているだけで、長い目で見れば同じなのだろう。早い変化を楽しむかゆったりがいいのかは、好みの問題だろう。今のところはダイナミックの方が面白いと思うけれど。