平成20年10月26日(日)
今日は広島市の産婦人科当番医なので日曜日でも一日開院している。前回が5月の連休の中日だったので5ヶ月ちょっとで順番が回ってきたことになる。いつもなら6ヶ月ちょっとなので廻りが早い。市内の産婦人科施設数はほとんど減ってないのになぜだろうか。
こんなことをグチるのも休日診療の日の患者さんが少ないからである。他科はそれなりにあるようだがわが産婦人科は本当に少ない。休日診療をする意味があるのかと同業の先生方といつも話すのである。今回はヒマな時間にCDがしっかり聴けたことがよかった。尺八から落語まで、お気に入りのCDをじっくり聴くことができた(泣)。いずれもすばらしい作品ばかりで、それぞれの芸を味わえたのは唯一の収穫であった。
月別記事一覧 2008年10月
ヒマな当番医
尺八演奏会が近づく
平成20年10月20日(月)
尺八の演奏会の日が迫ってきた。昨年、初めて参加した演奏会であるが、なにしろ人前で吹けるほどの技量もないのにプロの筝、三弦との演奏である。どういう結果になるかは想像できるだろう。まさに冷汗三斗の状態であったが、こういうものは場数を踏まなければ上達もないので、今年も性懲りもなく出るつもりである。合奏していただくプロの演奏家の方々と、義理で来場される人たちには気の毒なことだが我慢してもらうしかない。
昨日、チケットを頂いたので呉まで尺八の演奏会に行ってきた。これはプロの演奏家三人によるもので、なかなかよかった。会場にはざっと300人ぐらい入っていて、結構尺八を聞きに来る人がいるものだと妙に感心したことである。斯く言う私も自分が始めるまでは興味はほとんどなく、そういう世界があることは関心外だったからわかるのである。どの世界もそうであるが、一旦入ってみると結構面白く汲めども尽くせぬ味があるものである。特に歴史に裏打ちされた伝統芸能は、知れば知るほど奥が深い。しばらくはこの世界を探求してみたいと思う。
初孫誕生!
平成20年10月14日(火)
11日に日付が変わった直後に長女が無事女の子を産んだ。両家にとってまさに初孫なので大喜びである。心配していたが母子ともに元気でこんなにうれしいことはない。今回しみじみと感じたことは、一人の子供の誕生には本人夫婦はもとより、それぞれの両親を始め同胞達の熱い想いがあるということである。自分達の子供の出産の時には思ってもみなかったが、その立場に立ってみて初めて自分達の親の気持ちがわかった。
かつてお産に携わっていた頃は、夜中に呼ばれた時などは正直つらいと思ったことである。でも、一人のお産の背後にはこれだけの人たちの想いがあることを実感すれば、つらいなどと言ってはいられない。その頃この実感があれば、家族の人たちにもっと気配りができただろうにと思う。いずれにせよ天に感謝である。
リハーサル
平成20年10月10日(金)
先日、11月に予定されている尺八演奏会のリハーサル替わりの稽古が某所で行われた。琴、三弦、地唄の先生方が東京から来られ、それぞれの曲を尺八と合わせて演奏するのである。自分の演奏を録音してあとで聴いてみると、プロの人たちがいかにすばらしいかということがはっきりとわかる。私の拙い演奏にも手を抜かず、きっちりと音を出していただいているのはありがたいことであるが、自分の演奏との内容の落差に愕然とする。
優れた演奏家は一つひとつのの音に細心の注意を払い、音のつながりを正確に、それでいて豊な表現を心がけているのだと思うが、自分のレベルでははるかに遠い目標である。まあ、あせらずにやっていこうと思っている。
長女の里帰り
平成20年10月2日(木)
長女がお産をするために家に帰っている。まだ時間がかかりそうで、毎日せっせと歩いているようだ。今までたくさんの赤ちゃんを取りあげてきたが、娘で初孫となると勝手が違って心配である。クリニックはお産を扱っていないので、友人の病院にお願いしているので大船に乗った気持ちでいるが、それでもこんなに気になるとは思わなかった。
かつて、勤務していた病院では我が子を取りあげたが、妊娠中もお産のときもほとんど心配しなかった。無事に生まれてあたりまえだと思っていたし、実際に安産であった。特に長男のときは、9ヶ月の末まで逆子で大きかったがなんとかなると楽観していたら、ぎりぎりで逆子が治り無事に生まれた。
心配しても仕方がないし、なるようにしかならないだろうが、家内のお産の時は義父母も同じ思いをしたことだろう。その頃は想像もしなかったことである。だれでもその立場に立ってみないとわからないということを、改めて感じたことである。