稲作の危機

平成18年5月10日(水)
朝から雨が続き、さすがに患者さんの出足がよくなかった。その分、診察の合間に書類書きや紹介状作成その他雑用仕事がはかどるのは喜ぶべきか悲しむべきか。
先日の連休に鳴門まで車で行ったがもう田植えの準備をしているところがあった。私の田舎では梅雨の頃に田植えをするのが普通なので、ずいぶん早いと思ったものだが今から植える種類もあるのだろう。この頃は田舎ではもう稲を植える人がいなくなり、田を持っている人はその処置に困っているという。放置すれば雑草が生えて他の田の持ち主に迷惑がかかるし、そうだからといっても稲作をするには年を取ってしまっている人が多いのである。これは私の田舎だけのことでは なく、全国的なことだと思う。日本の伝統、日本たる所以である稲作が消えつつあることは由々しき問題である。