「詰将棋の誕生」

令和8年4月27日
表題は京都大学名誉教授でチェス、詰将棋のプロである若島正氏の著作である。紀伊国屋の将棋・囲碁コーナーで目に留まり、思わず買ってしまった。
著者の名前を知ったのははるか昔、高校3年の時のことである。田舎の高校生だった自分に同級生が「Z会」を教えてくれて、受験に役立つと思ったので入会した。「Z会」は東大生とそのOBが始めた通信添削の会であり、多くの東大・京大受験生が入会しているという。旬報と共に10日毎に問題が送られてきて、それを解いて送り返すと点数と添削した答案が送り返される。辞書を使おうが何をしようがかまわないけれど、何しろ問題が難しいのでなかなかいい点が取れない。成績優秀者は筆名と共に点数が公表される。上位40分の1を4回取ると初級(初段)さらに60分の1を4回取れば中級(2段)さらに90分の1を4回取れば上級(3段)になって表彰される。そこでよく目にした成績上位者に若島氏の名前があったのである。確か3科目3段というおそるべきレベルだったのではないか。ちなみに自分は3科目3級どまりだったけれど。
その後、詰将棋の世界で時に名前を見る機会があったが、やはりあの時の驚異的な頭脳の持ち主だったのである。チェスも将棋も氏の頭脳ならむべなるかな。じっくり読むつもりである。