令和2年9月4日
表題はジャーナリストで週刊新潮にコラム「変見自在」を連載している高山正之氏の著書である。週刊新潮のコラムを読む度にそうだったのかと納得することが多く、新刊が発売されたのですぐに読んでみた。氏は産経新聞社の社会部デスクを経てテヘラン、ロサンゼルスの支局長、イラン革命やイラン・イラク戦争など現地取材し産経新聞の時事コラムも担当していた。世界情勢を見る目は確かで、親米でもなければ親中国でもなく、事実に基づいた日本のためになることを書いている。
日本は戦後アメリカに支配されて以来大きな変化がおきてきたが、それらの本当の意味を各国パワーゲームとリンクさせながら述べている。国内でのマスコミについても歯に衣を着せない言葉で断罪していて、逆にすがすがしく感じる。現在の中国・朝鮮半島の状態、ロシアの問題など隣国は油断も隙もないことを指摘している。国内の親中国の政治家やマスコミがどれほどいるのかも。敷島の大和の国はどこへ行ってしまったのか。