「夕顔」の稽古

平成25年2月21日(木)
琴古流尺八宗家が生田流白秋会の人たちと共に東京から来広され、尺八の演奏指導をしていただいた。今回は地唄「夕顔」を宗家の前で吹いたが、あとで録音したのを聞いてみて「進歩がない」と思ったことであった。
言い訳すると、前夜新年会で飲みすぎたせいか朝から唇が腫れていて、いつものような音が出ないので力みがあった。もっとも技能があればそのようなことは関係ないのだろうが。肩に力を入れないで自然にのびのびと演奏しないとダメである。
それでもプロの伴奏で尺八を吹くのはなんと気持ちのいいことか。日本の伝統音楽には汲めども尽きせぬ味があり、奥が深いものだと思ったことである。今は宗家の演奏をくりかえし聞いて、音の出し方や指使いなどをマネようとしているが、聞けば聞くほどすごい技術である。もっと練習しよう。