「酒つま」と「酒場放浪記」

平成27年4月3日(金)
「酒つま」とはBSジャパンで1年間放送された、毎回ゲストを迎え、飲み、語らいあう番組であった。正しくは「酒とつまみと男と女」というが、進行役の俳優、山崎樹範氏と落語家、春風亭一之輔氏が隔週で出演し、ゲストのいい味を引き出していて、毎回面白く見ていた。なんといっても一番のスターはご意見番としてしばしば登場する作家(不良隠居)坂崎重盛氏で、氏のなんともいえない飄々としたふるまいは「人生の達人」を感じさせられファンになってしまった。アルフィーの坂崎幸之助氏は氏の甥にあたるという。残念ながら3月で番組は終了したが、最終回にはなんと、居酒屋大好きおじさんたちの星「酒場放浪記」の吉田類氏がゲストで登場した。
「酒場放浪記」も実は何年も前から録画して晩酌しながら見ているが、あたかも自分がその場にいて一緒に飲んでいる気持ちになるのが不思議である。最終回は雑誌編集長でレギュラー酔女、倉嶋紀和子氏も参加して大いに盛り上がっていた。今回この話題を書いたのは、市内の某ドクターが吉田類氏の大ファンで、立ち飲み系の居酒屋に行ってみたくてたまらず、とうとう行ってみたという文章を雑誌に寄稿していたからである。自分もそうであるが、おじさんになると居酒屋が好きになるのだろう。