月別記事一覧 2022年5月

生活のリズム

令和4年5月26日
この4月から思うところがあって診療時間を一部変更した。今までは日曜・祝日を除いて木曜日だけ午後休診にしていたのだが、休診は水曜の午後と土曜日の午後に変更・増やしたのである。土曜日の午後は楽になったが、木曜日から水曜日への変更は、長年木曜日午後休診に慣れた身としてはなかなか馴染めない。生活のリズムがそうなってしまっていたからだろう。昨日(水曜日)午後休診だったが、今までの習慣で今日は金曜、明日が土曜日だとつい思ってしまう。25年近く体に刻まれたリズムは一朝一夕には変えられないのだろう。
一週間の流れで言えば日曜日はゆっくり休み(趣味・遊びなど)月・火と働いて水曜日は午後休む、木・金と働いて土曜日は午後休む、これが自然なリズムではないだろうか。体に馴染むまでにはしばらく時間がかかるだろうが、今後はこの診療時間でやっていくつもりである。
皆様よろしくお願いします。

普通の日

令和4年5月19日
ゴールデンウイークも終わり今まで通りの日常が戻ってきている。コロナの感染状況もあまり変わっていない。大阪の吉本知事も飲食の際の人数を4人から制限なしに緩和する方針だという。いいことだ。ほとんど意味のない飲食店への防止策強要はもうやめて欲しい。どの店も透明な衝立を立てさせられるのは意味がないのに。でも多くの店が営業を再開しているのはうれしいことである。
最近、福山のとんかつ店「豚笑」に行った。福山から広島に転勤してきた人が口を極めて褒めるので訪れてみたのである。こじんまりした店で数人がけのカウンターとテーブル席が少し、奥に広めの席が一つなので待たないと入れない。おおよその待ち時間を教えてくれるのでそれまで時間をつぶすわけである。でも、待ったかいのある非常においしいとんかつであった。以前BSで「東京とんかつ会議」という番組があった。山本益博氏をはじめ食通のおじさんたちがそれぞれ一押しのとんかつ屋をレポートしていて、実に美味しそうだったが、その映像を思い出させるとんかつだった。福山にこんな店があるとは思わなかった。まだまだ知らないことが多いと思った次第である。

「人はどう死ぬのか」

令和4年5月12日
表題は医師で作家の久坂部羊氏の近著で、在宅での豊富な看取りの経験から「幸せな死を迎えるにはどういう心構えが必要か」をわかりやすく説明したものである。
阪大医学部出身の氏は外科・麻酔科で研修、指導医の後、思うところがあり終末医療に取り組んで悪戦苦闘し、自分の無力さと困難さに打ちひしがれてていた時に外務省の医務官募集の公募を見つけ応募し、サウジアラビア・ウイーン・パプアニューギニアの大使館で勤務した。その時に他国の人々の「死」に対する考え方を知り、我が国との違いを痛感した。我が国では「死」は病院でのことで、日常ではなく怖いものだということになっているが、それらの国では「あたりまえ」のことと受け止めている。我が国もかつてはほとんどの人は家で亡くなっていたので「死」は日常の出来事だった。それらを踏まえての経験から病院で死ぬことの弊害を説いている。
①善意の延命治療が悲惨な結果を招く②高齢者の場合は救急車を呼ばないほうがよいことも③在宅で看取った患者はほぼ例外なく「穏やかな死」を迎えた④下顎呼吸は臨終を告げる重要なシグナル⑤死に目に会うことを重視する弊害⑥医者たちが「がんで死にたい」と思うのはなぜ⑦自宅での看取りは決して難しくないなど、だれでも迎える死に対しての心構えを説いている。同時に医療への過度の期待を戒め、医療の行き過ぎや弊害も指摘して悔いのない終わりが迎えられるように著したもので、実にその通りだと思いながら読んだ。氏の医療に対する考え方は納得できることが多い。

いつもと同じ

令和4年5月6日
今年の連休は、5月1日(日)が広島市の産婦人科当番医のため、3,4,5日だけが休みで、今日から後はいつもと同じである。3日は孫の初節句で両家が集って祝うことができたのはありがたいことだった。あとはどこに行っても混雑しているから近場でごろごろしていた。休みが続くのでつい油断したら体重が増えてしまった。入院で10kg減っていた体重が7~8kg戻ってほぼ元の肥満になった。困ったものだ。
数年前までは連休は国内の名所旧跡を訪ねるべく、宿をとり旨い店を調べて予約したものだった。それが次第に新たな魅力的な場所もなくなり、コロナによる規制もあって早めに予約して出かける気分にならない。旨い店を調べ、予約できたら宿を探すのが基本だったが今は難しくなってしまった。だから連休でもいつもの休日と同じように過ごしている。まさにいつもと同じ日々である。