月別記事一覧 2021年7月

金メダルラッシュ

令和3年7月30日
東京オリンピックが始まって1週間、柔道を中心にした金メダルラッシュが続く。選手たちの笑顔を見ると本当に良かったと思う。でも無観客の会場は選手にとって寂しい限りだろうし、我々も心から喜べない。無観客にしているのに東京ではコロナPCR陽性者が過去最多だという。重症者数はそれほど増えていないようであるが、また他の県にも緊急事態宣言を出すという。まったくムダなことはもうわかっているのに相変わらず○○の一つ覚えの対応しかしない。コロナは日本人にとって高齢者や基礎疾患のある人以外には「ただの風邪」なのだから、インフルエンザと同じようにすればいいのである。
まるで「健康診断・人間ドックをすれば長生きできる」「がん検診をすればがんが克服できる」と同じで、無理なことを言っても仕方ないだろう。マスコミも冷静に本質を踏まえた報道をしてほしいものである。

「コケちゃいました」

令和3年7月21日
毎日快適な自転車通勤をしているが一昨日の夕方、車道から歩道へ上がる際、段差が思ったよりあったうえに進入角度が浅かったので、自転車は車道に残り自身はそのまま歩道に飛んで行った。何しろスピードがそこそこ出ていたので、受け身をしたけれどそのまま滑って大きなゴミ箱の側面に頭から突っ込んで止まった。ズボンは膝のところがが大きく破れ肘は擦りむき頭にはコブができた。でもこれくらいで済んでよかったと思う。
実はアシスト自転車でコケたのはこれが3度目である。一度は雨の日の下り坂で対向してきた自転車をよけようとして滑って転倒。相手の自転車の前輪の向きを見ながら反対側をすれ違うのだが、急に前輪の向きが変わったので、思わず反対方向へハンドルを切って滑ったわけである。二度目は酔っていたにもかかわらず急坂を登ろうとして転倒、自業自得であるが、あとで耳石がはがれたことによるめまいが起こり、治るのに一週間かかった。考えてみれば本当にアホである。若い頃のように体が動いて反応すると考えているから平気で運転するのだろう。年なのだからスピードは抑えて安全運転をすると決めた…

無観客の五輪開催

令和3年7月14日
いよいよ来週からオリンピックが始まるが、ほぼ無観客になるという。東京に緊急事態宣言が出されたためだというが、そんなことならオリンピックをやめるべきだ。やるのなら観客を入れないと開催する意味がない。日本よりもコロナ重症者や死者が今でも多い英国ではユーロのサッカーの試合もウインブルドンのテニス大会も、マスクなしで観客を入れ通常通りに行われた。英国のジョンソン首相はコロナ感染のため入院していたが、回復後マスクを含めすべての規制を撤廃して通常の状態に戻すと宣言した。我が国の倍の死者が今も出ているにもかかわらずである。これこそ指導者の肝の据わった決断である。それに引き換え我が国の指導者たちの情けなさはどうだろう。専門家の言葉や都知事の圧力に右往左往して、せっかく開催を決めたオリンピックも無観客だと!ワクチンにしても初めは「感染を防ぐ」と言っていたのがいつの間にか「重症化を防ぐ」に変わっていった。このままではワクチンよる死亡者が増えていくだろうが、その責任はだれがとるのか。情けない国になってしまったものである。

禁酒令

令和3年7月9日
「広島県内の飲食店は一切アルコールを提供してはならない」というかつてのアメリカの馬鹿な禁酒令ほどではないけれど、あまりにも無駄な命令もやっと「昼間はよいが午後7時以降は禁止」に緩和された。来週からは「午後8時まで」になるらしい。それにしてもくだらない「禁酒令」を出した元凶は誰だろうか。おそらく東京のトップあたりだろうが政府も反対できず容認し、広島県も当たり障りないように追随したという形だろう。
コロナ蔓延の責任を飲食店に押し付けるようなお達しがこれでもかと続く。英国はマスクをはじめすべての制限を失くして、各自の責任で通常の生活に戻すことになった。日本はもっと少ない感染者数と死亡数なのにこのありさまである。事なかれ主義と臆病すぎる日本のやり方にはうんざりである。お上が制限しなくても日本人の大半はきちんと礼節を守って対処していくことはこれまでの振る舞いから想像できる。お上には「黙れ」と言いたい。

久しぶりの研修会

令和3年7月2日
「いのちを繋ぐ女性のライフサイクルと漢方~特にこころの症状、こころからの症状に~」と題した香川大学医学部塩田敦子教授の講演があった。WEBであるが会場に行くことも可能なので今回は出席することにした。さすがに役員など世話係以外は少人数の参加者だけだったが、久しぶりの講演会出席だった。内容は漢方薬についての詳しい説明と有用なことの講演であったが、座長の工藤教授の「私は漢方薬についての知識が全くありませんので一つ聞きたいのですが…」の言葉には思わず笑ってしまった。教授も自分と同じ考えなのだなと。
更年期症候群はホルモン変動によって起きる自律神経失調なのであるが、かつては「当帰芍薬散」「加味逍遙散」などで治療することが当たり前であった。自分もその昔は「証」などを勉強して処方していたが効かないので困っていた。そこへ「ホルモン補充療法」の登場である。これは非常に効果があった。原因に対する的確な治療でなければ効果がないのは当たり前である。以後、漢方に対しては距離を置くようになった。我が国ではどういうわけか漢方薬が女性に受ける現象がある。欧米そのほかの国々では「ローカルドラッグ」という位置付けで正式な薬だとは認められていないのに。