平成29年6月2日(金)
カルテを置く場所がなくなりカルテの整理を始めている。受付のとなりにカルテが1000人分(しっかり入れれば1500人分)入る棚が4つあり、そのうちの2つの棚は直近の人のために使うので、1000人分が一杯になったら古いものをカルテ庫にしまって新たに棚を空けねばならない。この作業は開業してからずっとやってきたことであるが、6000人を超えたあたりからスペースがなくなり別の置き場所に移すことになった。開業前には先輩から「カルテ庫と物置ははたっぷり取っておけ」と聞いていたので自分としてはそのようにしたつもりだったがやはり全然だめだった。現在カルテ番号は2万を超えているので、古いカルテは処分しないとどうしようもない。医師法ではカルテの保存期間は5年となっているが、いつ来られてもいいようにカルテはできるだけ長く保存しておきたい。それでもさすがに古いカルテは処分しなければスペースがなくなっている。電子カルテならスペースはあまり必要ないだろうが、紙カルテの方が一目で経過がわかり使いやすいので替える気はない。
古いカルテを見ていると、一度だけ来られて以後二度と来てない人や何年間か来られていてその後来てない人、いろいろ思い出されて感慨深いものがある。できればすべて保存しておきたいと思うのだが…。もちろんレセコンにデータは保存されているが、生カルテがなくなるのはつらいものである。