月別記事一覧 2015年11月

再び和歌山へ

平成27年11月26日(木)
連休を利用して和歌山へ行ってきた。メインの目的は軽音楽部でピアノを担当していた息子の大学最後の定期演奏会を聴きに行くことであるが、ついでに前回行けなかったところも訪れてみよう、美味しいものも食べてみようと思ったからである。大学内の講堂での演奏会は満席・立ち見の盛況で、1ステージ6曲を3ステージ、全部で18曲をほぼ3時間かけて演奏するものだった。いずれも迫力のあるレベルの高い演奏で、しっかり楽しませてもらった。2年間バンドマスターを務めた息子はなんと半分の9曲に出演し、すべて楽譜なしで演奏しており、プログラムの「ピアノばかり弾いていたらいつの間にか6年経ちました」は真実だと思った次第である。卒業生たちの感動的な場面もあり、定期演奏会は初めてだったが来てよかった。
前から行ってみたかった「オテル・ド・ヨシノ」でひさびさのフランス料理、いいものが少しずつ出され堪能した。翌日はレンタカーで紀州東照宮、和歌浦天満宮、番所庭園、風土記の丘、県立博物館などを巡って特急くろしおで大阪へ。法善寺横丁の串揚げ「wasabi」で夕食、以前行ったことのある黒門市場の「六覺燈」も良かったが、また違った工夫が見事であった。翌日は京都へ寄ってみたがあまりの人の多さにげんなり、市街を散策し「まえはら」でうなぎ、辻留の弁当を仕入れて帰広、食べるばかりしているようだがそうなのである。でもいい息抜きになった。

立川談春著「赤めだか」

平成27年11月19日(木)
本屋に行った時にたいてい寄るコーナーの一つに、落語関係の本が収められている棚がある。以前、上田文世著「笑わせて笑わせて桂枝雀」を見つけたのもその棚で、たまに名著・珍著に出会うので見逃せない。
「赤めだか」は、著者が高校卒業直前の17歳で立川談志に入門して、前座から二つ目になるまでのあれこれを書いた、立川談春の青春記である。昔から「青春記」が好きで、いろいろな人の著書を読んだが、この本は著者の素直な気持ちを淡々と表した文章が心地よく、一気に読み終えた。立川談志に関する書籍、落語のCD、DVDなどは多数出版されていて結構持っているが、この本は弟子の立場から書いた出色の著書である。
「赤めだか」とは、その頃談志の家で飼っていた金魚のことを、弟子たちが餌をやってもちっとも大きくならないのでそう呼んでいたところから、一人前になろうとしてもなかなかなれない自分たちになぞらえての題名だろうが、的を射た言葉である。まだ何者にもなれない、なれるかどうかもわからない世に出る前の不安と、一方では漠然とした根拠ない自信の間で揺れ動く心境こそが青春時代なのだろう。

産婦人科同門会

平成27年11月13日(金)
毎年恒例のわが母校、岡山大学産婦人科教室広島支部同門会が平松教授臨席のもと、メルパルク広島で行われた。昨年はシェラトンホテルで行ったのだが、予算不足のため今年はメルパルクにしたのである。現在、同門会の人数は29人、うち21人の出席であった。24年前、中電病院に赴任した頃はもっと同門の人数が多く、会合の場所も今はなき料亭「新月」で豪華に行われていた。毎年配られる名簿は入局順になっていて当時、自分の位置は大体下から3分の1ぐらいのところだった。現在の位置は24年たっているのにまだ真ん中よりわずかに下である。これは新しい人が入らないのと先輩の人たちがお元気だということであるが、平均年齢はかなり高くなっていると思われる。
どの組織でも同じだと思うが、新しい人が入らないと組織は衰退して行く。産婦人科医、特にお産をする医師が減っている現状では仕方ないことかもしれないが、このままでは全国的にお産難民が増えて行くだろう。

アルコール中止

平成27年11月6日(金)
アルコールに弱いくせに好きで、だらだらと飲むことが多かったが、とうとう飲めなくなった。先週、木金と飲みがあり土曜日に偶々いい肉があったので家ですき焼きをして旨かったのでつい食べ過ぎてしまった。翌日から胃部不快感でなにも欲しくない。アルコールは厳禁である。すぐに治るかと思ったが今回はなかなか回復しない。なのに火曜日は休日だったので久しぶりに「梅の葉」で取れたてのイカをビールで堪能してしまった。少し回復してきていたのがまたもダメになった。水曜日から昼は「讃岐屋」でうどん、夜は湯豆腐などの鍋物のみ。体重が減るかと思ったがほとんど変わらず。いずれにしてもアルコールは自分には向いていないのだと思う。アルコールのほとんどない生活に戻るのがいいかもしれない。