月別記事一覧 2015年4月

またも孫誕生!

平成27年4月30日(木)
里帰り出産のために我が家に帰っていた次女に待望の女の子(第3子)が無事生まれた。予定日になっても陣痛が起きないので少し心配になっていたが、2日遅れでしるしがあり入院、一旦痛みが消えていたが日付が変わってすぐに破水、なんと30分で生まれた。経産婦の出産は早いものである。これで長女のところの孫2人と合わせて孫は5人になった。ありがたいことである。これから先、子育てを含めいろいろなことがあるだろうが、どうか皆元気に育ってくれと祈るばかりである。
ぶさいく犬「福太郎」とともに「福」が来てくれたのだろうか。

うまいパスタ

平成27年4月24日(金)
以前は肉が大好物だったが年とともに次第に和食がよくなって、今ではうまい肴に日本酒がこたえられない組み合わせになっている。もちろんピザやパスタも食べたくなる頻度は減っているが好物には変わりない。
20年近く前に千田公園のそばに「伊谷屋」という小さなイタリア料理を出す店があった。そこの和風パスタは絶品で、しばしば通っていた。そのうちに店を移転し大きくして評判も良かったのだが、無農薬野菜を求めて?庄原に移転しそのあとはどうなったのかは知らないが、あのパスタは良かった。今のお気に入りは白島電停の近くの「ペロー」のパスタである。2~3人で行って別々のパスタを頼んでも分けて持ってきてくれるのがうれしい。味はこれまた絶品である。人気店なので予約が取れないこともあるが、パスタが食べたくなったら電話するようにしている。

福岡伸一著「せいめいのはなし」

平成27年4月18日(金)
表題の本は「生物と無生物のあいだ」「動的平衡」「フェルメール光の王国」などの著書で知られる生物学者、福岡伸一が、内田樹、川上弘美、朝吹真理子、養老孟司の四氏とそれぞれ「せいめい」について縦横無尽の話を収録した対談集である。いずれも当代随一の人たちばかりなので話の内容が濃くてまさに談論風発、言葉のやりとりが剣豪どうしの手合わせのようで面白く、一気に読了した。
「いのち」とはなにか、なぜ「いのち」が存在するのか、それを認識するということの意味は、ヒトはあらゆることを原因があって結果がある「因果律」でとらえようとするが、生物学的に見ると「因果律」は存在しない、など興味深い話が満載である。特に養老孟司との対談はそのレベルの高さに驚くばかりである。「いのち」とはどこまでも不可思議なものであることを改めて考えさせられた。

経膣超音波検査

平成27年4月10日(金)
産婦人科診療の上でこの数十年最も有用だった検査法は超音波検査、特に経膣超音波検査である。超音波検査の利点は、レントゲンやCT検査とは異なりコンパクトで手軽に使用でき、X線被ばくもなく、リアルタイムに検査できることである。特に産科においては胎児を見るのにこれほどピッタリの検査法はない。
超音波検査法が開発された30年以上前は画像も荒く解読が難しかったが、コンピューターの進歩とともに性能は向上し、解像度もCTやMRIにひけをとらなくなってきた。特に経膣超音波検査法は検査法そのものの弱点を経膣プローブを使うことによって克服しており、産婦人科医にとってはなくてはならぬ検査法である。子宮外妊娠の診断、排卵の有無、妊娠初期の胎児の状態、卵巣腫瘍や子宮筋腫などすべてカバーできるすぐれものである。いい時代に生まれたことを感謝している毎日である。

「酒つま」と「酒場放浪記」

平成27年4月3日(金)
「酒つま」とはBSジャパンで1年間放送された、毎回ゲストを迎え、飲み、語らいあう番組であった。正しくは「酒とつまみと男と女」というが、進行役の俳優、山崎樹範氏と落語家、春風亭一之輔氏が隔週で出演し、ゲストのいい味を引き出していて、毎回面白く見ていた。なんといっても一番のスターはご意見番としてしばしば登場する作家(不良隠居)坂崎重盛氏で、氏のなんともいえない飄々としたふるまいは「人生の達人」を感じさせられファンになってしまった。アルフィーの坂崎幸之助氏は氏の甥にあたるという。残念ながら3月で番組は終了したが、最終回にはなんと、居酒屋大好きおじさんたちの星「酒場放浪記」の吉田類氏がゲストで登場した。
「酒場放浪記」も実は何年も前から録画して晩酌しながら見ているが、あたかも自分がその場にいて一緒に飲んでいる気持ちになるのが不思議である。最終回は雑誌編集長でレギュラー酔女、倉嶋紀和子氏も参加して大いに盛り上がっていた。今回この話題を書いたのは、市内の某ドクターが吉田類氏の大ファンで、立ち飲み系の居酒屋に行ってみたくてたまらず、とうとう行ってみたという文章を雑誌に寄稿していたからである。自分もそうであるが、おじさんになると居酒屋が好きになるのだろう。