日付別記事一覧 2014年1月31日

すばらしい発見「STAP細胞」

平成26年1月31日(金)
理化学研究所の若き研究員、小保方晴子氏による研究は世界中に衝撃を与えた。一旦分化した細胞が外からの刺激で初期化するということは、哺乳類ではあり得ないとされてきた。ところが小保方氏は、マウスのリンパ球を弱酸性の溶液に浸すだけで細胞の初期化が起こることを発見したのである。たしかに植物では挿し木や接ぎ木でも見られるように、切断という刺激により細胞が初期化する。動物であれ植物であれ細胞という「命」ということには変わりないので、刺激により初期化する可能性はあるのだろうが、柔軟な思考がなければ思いつかないだろうし確かめようとも思わないだろう。若き研究者の小保方氏は、世界の常識を覆して哺乳類での初期化を証明してみせた。素晴らしいことである。
医学も含め、生物学は未知なことだらけである。暗闇の中でゾウのしっぽを触るようなもので、生命の神秘は深くて大きい。