月別記事一覧 2010年12月

一年をふり返って

平成22年12月29日(水)
今年最後の診療日である。市内の産婦人科の半分以上はもう休みに入っているようだ。仕事おさめを終えた多くの人たちは新年を迎える準備や、休みを利用した旅行、遊びなどに余念がないように思われる。今日はこの一年を振り返りながら診療をしていこうと思う。
この一年は今までで最も色々なことがおこった年だった。いいことも悪いことも…つくづく思うのは人生は振り子のようなもので、振幅が大きければ大きな良いことと悪いことがおこり、振幅が小さければ小さなそれらがおこるのではないか。もっとも、良いこと悪いことはその人から見たことで、他人から見たらあるいは神の眼から見たら異なるかもしれないが。それでも他人から見たら些細なことでも、本人にとっては重大なことは一杯ある。
毎年、こうした思いを繰り返しながら年老いて行き、消えて行くのだと思う。それでも、その小さな喜びや悲しみの中に人生の味わいがあるのだろう。今年一年、ありがとうございました。

子宮がん予防ワクチン

平成22年12月24日(金)
広島市では来年から、子宮がんを予防するワクチンを、中学1年生から高校1年生までの女子に無料で接種することになるらしい。対象人数は2万人弱と思われるがかなりの予算が必要だろう。なんでも国と自治体が費用を折半するとか。
いいことだとは思うのだが、費用対効果を考えると疑問がある。現在のところワクチンは英国製薬会社の独占で、非常に高い値付けになっており、もっと国として交渉して、安くしなければ実施は先送りするとか、近く発売される別の製薬会社のワクチンと競合させるとか、税金の無駄遣いをなくすべく努力をしなければダメである。
わが国の子宮がんによる年齢調節死亡率は年間、2万人に1人である。上記の女子全員にワクチンを接種したとして、将来子宮がんによる年間1人の死亡を0,3人にすることができるというふれこみではあるが。

菊屋のとんかつ

平成22年12月16日(木)
一段と寒さが厳しくなり、朝夕の自転車通勤に完全な冬支度が必要になってきた。混乱していた受付事務の交代も落ち着いてきて、いつものペースに戻ってきたのはありがたいことである。
やっと昼食を自由にとれるようになったので2週間ぶりに「菊屋」に行ってロースかつを食べたが、やはり旨い。とんかつは以前は近くにある「れんが亭」で黒豚ロースかつ一辺倒だったのだが、数年前に「快食com」で「菊屋」を知ってからは少々遠いけれど自転車で通っている。
クリニックの近くには食べもの屋はいっぱいあって、たとえば隣のビルにも2軒、その隣にも古くからの大衆食堂があり、筋向いのビルにはイタめし屋がある。2軒隣にはタイ料理の店など、過密している。それでも行く店は限られていて、注文するものもほぼ同じになるのは不思議なことである。

受付事務の交代

平成22年12月9日(木)
懸念していた世話人・幹事として開催した地区医師会忘年会も無事に終わり、ほっとしたのもつかの間、院内の事務の交代で混乱している。われわれのような小規模の施設は一人抜けるだけでも大変なのだが、結局同時に2人交代になったからである。2週間前まではこんなことになるとは夢にも思っていなかった。私も至らなかったが、関係者にご迷惑をおかけして申し訳なく思っているが、はやく落ち着いてほしいものである。
先週の日曜日は邦楽演奏会があり、一日、和の世界にひたったが、リフレッシュできてよかった。音楽や芸能はなくてはならぬものだとしみじみ思った次第である。

チェロリサイタル

平成22年12月2日(木)
もう師走である。時間が矢のように過ぎて行く。
昨夜は知人の奥様のチェロリサイタルに招待されてカミさんと行ってきた。会場が満席で座る場所を探すのに苦労するぐらいであることに驚いたが、演奏を聴いてそのすごさに一層驚き納得した。すべての曲を暗譜で演奏されたが、音の美しさ、なめらかさ、抑揚、どれをとっても完璧な演奏であった。プログラムが終わってもだれ一人席を立とうとせず、アンコールを何曲も演奏することになったが、すごい人がいるものだと思ったことである。
いい音楽は誰が聴いても心を惹かれる。以前音楽をされていたとは聞いていたが、知人の主婦という認識しかなかったことを恥じた次第である。世界は広い。