平成20年8月30日(土)
「暑さ寒さも彼岸まで」というが、お盆を過ぎてからは日中は少々暑くても朝夕に秋の気配を感じるようになった。空の青さもどこまでも深い秋の空である。ここ数日は各地で集中豪雨が発生しているようだが、これから台風のシーズンに突入するのだろう。まことに我が国は四季がはっきりしていて実に風情がある。
これからは、スポーツをしたり山歩きをするのに一番いい季節になる。近場でもいいから、天気のいい日にどこか適当なところで山歩きなど自然に親しんでみたいものである。
月別記事一覧 2008年8月
秋の気配
武田邦彦著「偽善コロジー」
平成20年8月23日(土)
文部科学省の専門委員でもあり大学教授でもある武田邦彦氏の「偽善エコロジー」(幻灯舎新書)によれば、家庭で出た生ゴミを堆肥として再利用するのは危険であるという。また、「リサイクル法案」は非常にまやかしであり、納税者に負担を強いるだけで一部の業者、天下りの官僚のみが利益を得ているとんでも法案であるそうだ。家庭で細かく分別しているゴミはほとんどリサイクルされておらず、むだなお金が消えているだけで、効率からいえばゴミは金属とそれ以外に分けるだけでいいという。
これらはすべて、きちんとしたデータに基づいたもので大いに納得した。それでも一旦決まったら、利権がある限りこのままムダが続いていくのだろう。まるで健康診断(ドックを含む)が有用だと信じられて行われ続けていることと同じようで、どの分野にも似たようなことはあるものだと思った次第である。
お盆休み明け
平成20年8月18日(月)
お盆休みが終わり今日から診療開始である。休みの間はちょうどオリンピックと重なったので、ビールを飲みながらのテレビ観戦はなによりの娯楽となった。スポーツは勝ち負けがわかりやすいので、観ていて面白い。ただし、判定などで決まる競技はかえってストレスが溜まることがある。やはり基本は早く泳いだり走ったり、飛んだり投げたり、誰にでも結果がわかるものがいい。
でも若くして頂点を極めてしまったら、後の生き方が結構大変だろうと思う。オリンピックで勝つこと以上の達成感を得られることは、その後の人生でそう簡単に見つけられるとも思えない。地道に一生掛けてやることを見つけてそれを実行していくことはすばらしいことではあるが、栄光を一旦味わってしまうと気持ちを切り替えるのは大変なことだろうと思う。
スポーツの世界でそのまま生きていく人もいれば、まったく別の世界で一生懸命頑張って、一定の地位を得る人もいる。オリンピックとは異なるけれど、かつて「帰ってきたヨッパライ」で一世を風靡したフォーク・クルセダーズの北山修氏は、グループ解散後は医師になり現在九州大学の精神神経科の教授である。これがどんなに難しく稀なことか想像できるだけに、北山氏は実にカッコいいと思う。才能ととらわれない精神、地道な努力の賜物であろうか。
北京オリンピック
平成20年8月11日(月)
いよいよ北京オリンピックが始まった。開会式の演出はすごかったが、なにしろ「わが中国はこんなにすばらしい歴史があり、世界に冠たる国なんだ」というメッセージをこれでもかというぐらい表しており、見ていていささか疲れた。それでも、オリンピックは国同士の距離を縮めるすばらしいイベントであることを、改めて思ったことである。日本のホープ、北島選手の100米平泳ぎ2連覇は見事だった。
当院は13日からお盆休みの予定であるが、この時期はどこも混むばかりで宿の値段も高く、いっそのこと休みをずらしたほうがいいのではないかと思ってしまう。墓参りと小旅行を予定しているが、あまり動かない方がいいのかもしれない。
先日、猛暑の中を久しぶりに昼過ぎまでテニスをしてビールを飲んだら、酔いが回ってヘロヘロになった。もう若くないのだから無理をしてはいけないということか。
昼食には肉を
平成20年8月5日(火)
暑い日が続くので、いささかばて気味である。
最近、肉が食べたくなることが多く、とんかつ、ステーキなどを結構食べている。ちょっと前までは魚ばかりだったのに、夏ばてのせいだろうか実に肉が旨く感じる。実は今日も昼とんかつを食べてしまった。お気に入りは「れんが亭」と「菊屋」だが、このところ「菊屋」の方へ足が向く。ここのとんかつは独自のソースとあいまって、後をひく味である。
大好きな「一楽章」のカレーにもビーフをダブルにしてもらっている。ビーフはサイコロステーキにして入れてくれるので、しっかりスパイスの効いた、深みのある味わいのカレーとあいまって、実にうまい。こんなことを書いていたら、また食べたくなった。