平成19年10月18日(木)
秋も深まってきて朝夕に肌寒さを感じるようになった。今年はいつまでも暑く、いつになったら涼しくなるのかと思っていたが、あっという間の季節の変化である。地球温暖化が進み、北極圏の氷も大幅に解けているというが、いったいどうなっていくのだろうか。
地球全体でみると温暖化の時代には恐竜が繁殖し、第四期氷河期の後で人類が誕生して地上にはびこって現在に至っているそうだが、今後どうなるかは気候次第というところである。地球温暖化を防ぐ努力をしよう!とかオゾン層の破壊をくい止めよう!とか世界中で運動が起こっているが、自然の変化の前では何をしてもどうしようもないと思われる。
わが国では昔から怖いものとして「地震、雷、火事、親父」という言葉があるが、初めの二つは自然現象であり、三つ目も一旦起きてしまえばどうしようもないこと、最後のは理不尽なことの代表というほどの意味だろう。自然現象こそ理不尽の塊である。だから人間がいかに智恵をふるって立ち向かってもむだであるという先人の思想である。じたばたせず、なるようにしかならないと思うほかはないようである。