平成18年6月19日(月)
ここ数日は夏を思わせるような日差しである。梅雨明け宣言が出てもいいような天気が続いている。今年は季節の変わり目が短いように感じる。
最近、出身の医局から産婦人科の女性医師が増えているが仕事と育児の両立についてどう思うかとのアンケートを求める書簡が来た。男性医師に対して行われた もので、夫婦の間で育児をどのように分担しているか、家事その他はどうか、お産で夜呼ばれた場合どうするのか、などていねいな調査である。この問題は医師 に限らず全世界の女性にかかわる問題であり、育児の負担をいかに仕事に及ばないようにするかということである。基本的には子供が乳幼児のときは母親がより 必要だし、思春期以降の男の子には独立心をうながす意味でも父親の存在はより大切だろう。かつて一般的だった祖父母、両親、子供が同居していた時代には、 昼間はおばあちゃんが孫の面倒をみてその間母親は農業などで働き夜になると育児をした。おそらくこれがいちばん自然で無理のない方法だと思うが、今の核家 族では難しいだろう。なかなかうまい方法がないというのが現実ではなかろうか。