平成18年6月10日(土)
W杯が始まった。こういった世界の大会の時になるといつも日本と他の国の違いを感じてしまう。
オリンピックにしても「参加することに意義がある」などの言葉を半分以上まじめに考えているのは日本ぐらいなものではないだろうか。そもそもオリンピック が、国家間の争いがあまりにも多いので少しでも緩和させようとして創られたいわば国家間のガス抜きであることは常識である。だからお祭り的な要素は大きい が同時に国家間の代理戦争の面があるのも否めない。かつてのソ連をはじめ東欧諸国はメダルを多く取るために国家を挙げてあらゆることをした。代理戦争の面 があるのだから勝たねばならないから当然のことである。今でも世界の国々や選手はそういう意識で戦っているのではないだろうか。ドーピングチェックがあれ ほどきびしいのもそれだけどんなことをしても勝とうとする選手、コーチが多いということである。
わが国ではおそらく親睦第一でメダルがとれたらうれしいが頑張ったんだからいいぐらいの意識ではないだろうか。W杯にしても他国の応援のすごさはまさに代理戦争であることを感じさせる。「和をもって貴しとなす」わが国としてはどうしても代理戦争であると意識できないのは当然である。