平成22年5月27日(木)
先日、たまたま血圧を測ったら信じられないぐらい高い。過剰のアルコール摂取、おいしいものの食べ過ぎ、運動不足、肥満、あらゆることがメタボの原因になっている。
心をいれかえて、節制にはげむことにした。循環器の先生は、「塩分制限が一番!」と言われる。確かに今までの不摂生のつけがまわってきたのだろう。2~3年前に高血圧を指摘された時は、しばらく節制していたらなんとか正常上限か軽い高血圧ぐらいになったので安心していたが、もうダメである。節制するぞ!といってもきっと長続きしないだろうが…
カテゴリー 日誌
高血圧
収縮剤で流産
平成22年5月19日(水)
雨が続いて梅雨のようなうっとうしい日々である。これではアシスト自転車も使えず、国保の仕事に行くのもタクシーを使わなければならない。困ったものだ。
朝のニュースで、大学病院の医師が、付き合っていた女性に子宮収縮剤をわざと使って流産させた容疑で逮捕されたと報道していた。女性は妊娠6週だったという。
どうも不可解なのは、正常な妊娠はめったなことでは流産しないのに、収縮剤ごときで簡単に流産したということである。もしそうなら、人工妊娠中絶術など必要なく、まず収縮剤を点滴してだめなら中絶術を行うという流れができているはずである。それは無理なことは我々が一番良く知っている。それよりも、妊娠6週なら心拍が確認できたはずで、産婦人科で確認していたのだろうか。
妊娠の15%は自然流産するが、6週を過ぎても心拍が確認できない場合を係留流産といって、この場合は100%流産する。今までの報道を見る限りでは、悪いのは医師であるが、女性の訴えにも釈然としないものを感じるのである。
下肢静脈瘤
平成22年5月14日(金)
やっと連休の疲れがとれて、普通の生活ペースになったが、下肢静脈瘤が悪化している。
両親とも下肢静脈瘤があったので遺伝だろうが、昨年ごろから徐々に悪化しているようだ。夏にきつめのテニスの練習をして調子が悪くなっていたのが、いつのまにかあまり気にならなくなっていて安心していたのに困ったものである。
人間の体は年齢とともに老化していくが、その人の一番弱いところが悪くなっていくのである。仕方がないとはいえ、いやなものだ。いずれにせよだましだまし様子を見ていって、いよいよ悪くなったら手術するしかないかもしれない。
4日間の連休
平成22年5月7日(金)
連休が終わってやっと普通の生活に戻った。昨日から診療を開始しているが、昨日は昼までだったのでずいぶん楽だった。連休明けは半日勤務がいい。
連休の間、山陽自動車道を2日間利用したが、それほど渋滞に出会わなかったのは幸運だった。2日は三原で尺八の演奏会があり、3日は笠岡まで往復した。特に3日は早朝出発したおかげで危うく渋滞に巻き込まれるところを、うまく逃れることができた。渋滞している最後尾の車にトラックが追突する事故が多いので、自動車道を利用するのは正直なところイヤであるが仕方がない。民主党の、休日は自動車道が1000円でOKだという人気取りの愚策のせいで迷惑している人は多いと思う。料金を下げるなら均等に下げればいいことである。
4日・5日は信州松本へ行ってきた。安曇野のわさび農場から頂が雪でおおわれた北アルプスが望まれ、その美しさに感動した。中身の濃い4日間であった。
大型連休
平成22年5月1日(土)
世の中は大型連休に入ったが当方は暦通りに診療している。休みは日曜と祝日だけなので29日の昭和の日と2日から5日までである。子どもたちが小さい頃は毎年どこかへ行っていたが、いつの頃からかバラバラに動くようになった。
最後に全員で行ったのは5年前の正月で、北海道でスキーをして新年を迎えようということで、2家族総勢9人で行った。天候不安があったが、幸運なことに元旦はよく晴れて、ダイヤモンドダストの中、遠く大雪山をスキー場で望むことができた。いい思い出になった。
この連休も法事や信州行きなどがあり、ゆっくり休めそうにない。でも皆が健康でいろんな活動をしていることは素晴らしいことである。日々是感謝。
ボケ?
平成22年4月28日(水)
あまり興味ない会議や仕事を完全に忘れてしまって、あとで「しまった」と思うことがよくある。若いころは特に多かったが、年とともにそういうことは減ってきたと思っていた。
ところが先週、公的な仕事を完全に忘れてしまい、日曜日の早朝思い出して蒼くなった。9割は終えた仕事ではあったが、木曜日には会議があり出席の予定だったのに、それも忘れて能天気に遊んでいたとは何たることか。そういえば最近物忘れもあり、ボケが出てきたのかといささか心配になった。
このところ結構気を使う案件が多かったので、緊張と気の緩みで失念したのだと自分をなぐさめている。
中区医師会
平成22年4月20日(火)
昨日は中区医師会第4支部の会合があった。今年は世話人になったので連絡網や会合の準備など結構大変である。新規開業順に世話人の係が回ってくるのだが、何しろ広島で一番開業医の多い地区だから開業13年目にしてやっと順番がきたのである。
以前にも何回も触れたが、この地区には45の開業施設があり、加えて企業の医務室などもあり、勤務医もいるので結構な人数である。私の出身地笠岡市の医療施設数とほぼ同じ数である。人口6万人弱の広い笠岡市全域にある医療施設と同じ数がこの狭い地区にひしめいているわけである。袋町の美容院の数は日本一といわれているが、この地区の医療施設の数もそれに近いと思われる。激戦区であるが、それだけ人々が集まってくるのだろう。この地でやっていけるのはありがたいことである。
ヒマな当番医
平成22年4月12日(月)
昨日は日曜日だったが当番医のため一日中クリニックを開けていた。雨のせいもあるのか患者さんは4人だけだった。当番医は半年に1回まわってくるが、こんなに患者さんが少なかったのは初めてである。おかげでたまっていた書類や雑誌の処理、掃除などしっかりできた。
それにしてもいらないものがなんと多いことか。本もいつの間にかたまってきて本棚に入りきらなくなっている。一度ならずブックオフに持って行って売っているけれど、買うスピードが早いのですぐにたまってしまう。ネットで本の内容を有料で配信していて何度か利用したことがあるが、パソコンの画面ではどうも落ちついて読めない。やはり本は、自分でページをめくりながら読まないと読んだ気がしない。出版産業は決してなくならないと確信する次第である。
春爛漫
平成22年4月5日(月)
桜も満開になり一挙に春になったようだ。昨日の日曜日は平和公園、比治山、黄金山など花見で大賑わいだった。
巨人対カープの試合もあり、広島駅~球場周辺は人の波であった。この日、息子は大学生活を始めるべく旅立って行った。私は人の波に逆らうように、友人・知人の出演する「邦楽のつどい」に行き素晴らしい演奏を堪能した。
春は卒業、入学、入社など出会いと別れの季節である。今年はどんな出会いがあるのか楽しみであるが、いつも一期一会を肝に銘じていきたいと思う。
枝雀の落語
平成22年3月30日(火)
最近、桂枝雀にはまっている。折々に買いためていたCDを暇さえあればとっかえひっかえ聞いている。小米時代から枝雀になったばかりの頃の噺もあれば晩年に近い頃の噺もある。ある頃からマクラに「一生懸命のおしゃべりでございます」というようになったが、なるほど面白さの中に懸命さがちらちら感じられて、そこまでしなくてもと思わせるようなところがあった。
思いつめる性質のようで、そのことが早すぎる一生になってしまったのだろう。そういえば加藤和彦も同じぐらいの年の一生である。男性の還暦の頃は心が萎えやすいのだろうか。やはり枝雀にはもっともっと生きてすばらしい話芸を楽しませてほしかった。