令和7年4月25日
以前から派手な言動で目立つ「ホリエモン」こと堀江貴文氏だが、ユーチューブなどでたくさんの番組を作り、出演し、いろんな意見を述べている。偶然見つけ、氏の的確な予測やこれまでの数々の起業とその経験からの意見など、弁舌の巧みさと説得力のすごさに舌を巻いている。
石破総理をはじめ国民民主党の玉木党首など政界の人たちとの対談、財界の人やこれから起業する人たちへの応援、ロケット事業、学校、ラジオ局の買収と出演など八面六臂の活躍をしているさまがうかがわれる。この国の未来をよくするためにどうするかを真摯に考えているようで、政治家にはならず、政治家に進言することで政治を変えていこうとしている。
様々の分野でそのとき興味を覚えたことは勉強し、詳しく調べ、わかりやすく説明し「そうだったのか」と納得させる力がある。氏と話した人はいつの間にかホリエモンの考え方に賛同していくのが見える。
学生時代に起業し数百億円以上の利益を得たり、ニッポン放送を買収しようとしたり、衆議院議員に立候補したり、刑務所に入ったりその後もさまざまな事業を行ったり、その豊富な経験と緻密な思考力は氏の弁舌とあいまって魅力的な人物を形成している。しばらくは目が離せない。
カテゴリー 日誌
ホリエモンの番組
日々是好日
令和7年4月18日
休日に久しぶりに「豚笑」に車で出かけた。最後に行ったのは半年くらい前だったが、開店に間に合うように早めに出かけた。福山市にあるとんかつの名店「豚笑」は午前11時開店、予約はとっていないので並ばないと入れない。大体10時30分頃から並びが始まり、10時50分くらいには20人を超えているので、席が確保できず入れない人が残る。入れない人は1時間くらい後に「席が空いた」と知らせてくれるシステムなのだ。それで、10時半過ぎに店の駐車場に車を停めたが、車の数が少ない。店の前に行ったが誰もいないので不思議に思ったら、なんと!1月からネット予約システムに替わっていたのである。確かにそのほうが客にとっては並ぶ必要がなくなるのでいいが、今までずっと予約なしで来たのでまさかと思ったわけである。仕方ないので急遽、うなぎの「竹馬」を予約したが、人気店はネットで確認すべきだと思った次第である。
以前に比べて旨いものを食べに行く情熱は衰えているが、まだしばらくはアンテナを張っていたいものである。
最近の通勤
令和7年4月11日
このところ自転車通勤はあまりしなくなった。なんとなく嫌になったのである。冬の寒い日など余計嫌で、カミさんに送ってもらうようになった。帰りはバスである。ありがたいことにバス停から家まで100メートルくらいなので楽だし、八丁堀のバス停まで歩くのは10分くらいで丁度よい。
もう20年くらい自転車通勤してきたが、そろそろ公共交通機関を使ったほうが安全だと思うようになった。なにより昨年11月から始まった飲酒自転車の罰則の決定が大きい。なにしろ飲んで自転車で帰るのは抵抗なかったし、おかげでタクシー代がずいぶん助かったのである。もちろん11月からは飲酒自転車は禁止である。以前は自転車通勤は気分を変えるという意味でよかったが、今の状態にもあっという間に慣れて今では朝は車、帰りはバスで快適である。家の近くのバス停にはセブンもあり、ヘビーユーザーの自分としてはちょっと寄って帰ることができる。今は自転車を使うのは1~2週間に1回くらいになった。これも世の流れだろう。
「脳は耳で感動する」
令和7年4月4日
表題は養老孟司氏と久石譲氏の対談集である。ヒトは音楽をどのようにとらえ、認識しているかを解剖学者の立場から、音楽家の立場から伝えあっての対談は実に面白い。脳内の言葉を認識する部位と音を認識する部位の違いなどを養老氏が説明し久石氏が納得する。久石氏から見れば養老氏は頭に大きな図書館をつけていて、その魅力的なバリトンヴォイスで氏の知りたかったことを的確な言葉で教えてくれることを喜び、養老氏は筋の通った久石氏の言葉を聞いているとよい音楽を聴いているような気持になり、音楽と言葉が深いところで連結しているということを話しながら実感したという。
久石氏は映画音楽を手掛けていて、映像は1秒で24コマまわるが音楽を映像にぴったり合わせて作ると音の方が早く聞こえるそうである。だから音の方を映像より3コマか4コマ遅らせるという。それで映像と音楽がしっくり合うのだ。
それについて養老氏は視覚と聴覚は処理時間がズレるからだと解説する。それは脳のシナプスの数の問題で、神経細胞の伝達が視覚系と聴覚系で違うからだという。生き物になぜ耳と目があるかというと、それぞれ違うものを捕まえるためで、それを頭の中で一緒にしようとするのが人間だという。
そうだったのかと思わせてくれる面白い対談集だった。
緊急避妊ピルについて
令和7年3月28日
以前から何度も書いているが、緊急避妊ピルを求めて来院される人が多い。ほとんどの人は「性交後48時間以内あるいは72時間以内」なら効果があると思っているようである。なぜ効果があるか説明を受けていない人がほとんどである。それは、排卵前に飲むことによって排卵を遅らせるか抑制することで妊娠を防ぐのである。性交後1時間もすれば精子は卵管に到達している。そこで卵子が出てくるのを待つわけである。そこへ卵子が来れば精子は卵子を取り巻いて入ろうとするわけである。卵子は排卵して1日以上たてば受精できなくなるので、精子が待っていないと妊娠できないわけである。
性交時に排卵が終わって1日以上たっていれば内服する意味はないし、排卵が1週間以上先なら妊娠しないので飲む必要はない。排卵前の1週間の間に性交した場合だけが有効なのである。
排卵日でも妊娠率は25%なので4人に1人しか妊娠しない。緊急避妊ピルを飲むことで妊娠率が10~15%になるに過ぎないのである。なかなかいい方法はないのだ。その割に値段が高い。通信販売もあるようだが利用者に聞いてみると高い値付けをしている。薬局で売ることにする話もあるが、飲む必要のない人も買うだろうから賛成できない。避妊に最もいいのはやはり毎日飲む低用量ピルである。
春が来た
令和7年3月21日
昨日は春分の日、暖かさが少しずつ増してきて今日はもう春のようである。梅は満開でもう散り始め、桜の開花が待ち遠しい。
先日、チケットを頂いたので崇徳中学高等学校グリークラブの定期演奏会に行ってみた。崇徳高校の男声合唱団は以前から有名で、素晴らしい演奏を聞かせてくれていた。以前にも一度聴きに行ったことがあるが、今回は女声も入っているのに驚いた。女声があるほうが音の広がりはいいのだが、男声だけの荒々しさ、繊細さはわからなくなる。でも、女声だけのステージ、生徒企画ステージ、広島オルフェン賛助ステージなど盛りだくさんの企画で充分楽しませてもらった。圧巻は卒業生合同ステージ(男声合唱)の組曲「月光とピエロ」だった。この曲を初めて知ったのは40年以上前の大学合唱団に所属していた時で、セカンドテナーで歌ったのである。作曲者清水修氏の重厚なハーモニーは学生たちの心を捉え、今でもステージに載せられている。
久しぶりに生の男声合唱を聞き、春のいいひと時を過ごせた。
三寒四温
令和7年3月13日
3月に入るとさすがに暖かくなってきて梅のつぼみもほころんできた。日曜日、某所にむさしの弁当を携え梅見に行った。天気が良かったので寒くなく、7分咲きの紅梅・白梅を楽しむことができた。梅見の場所はいくつかチェックしていて、時に応じて楽しむわけである。梅が終わると桜の季節で今から楽しみである。
2月は寒かったので自転車通勤がおっくうになり、カミさんに送ってもらうことが多かった。自転車に比べると実に楽で、帰りはバスを使うが自宅近くに停留所があるので快適だ。中央通りから乗るのだが、自分の乗るバス以外は混んでいて大変そうだが、大学病院行きはいつも座れるのがありがたい。このところ自転車通勤は週1~2回になっているが、暖かくなったらまた復活したいと思っている。毎日歩数計をチェックしているが最近は3千~5千歩くらいしか歩いていない。休日はできるだけ歩くようにしているが、なかなかはかどらない。困ったものだ。
「コロナワクチン後の世界を生きる」
令和7年3月6日
表題は新潟大学医学部名誉教授で、循環器専門医、数々の重要な仕事を歴任してきた岡田正彦氏の新刊である。新型コロナが日本で流行するようになったころ、氏の勤務する介護施設にいた認知症の高齢女性がコロナによる肺炎で死亡した。施設での感染者は18名に及んだが、厚労省は以後亡くなった患者さんがPCR陽性なら死因はすべてコロナが原因だとするように通達した。このことに疑問を持ち、氏のホームページを「新型コロナのエビデンス」と改名し、最新情報を毎日更新した。2,021年初頭、新型コロナワクチンが登場してからはワクチンに絡む疑惑を中心に更新した。
世界中の論文を読み込み、信頼できるものをわかりやすく説明し、疑問点も提示し、多くの人が目に止めるようになった。コロナが2類感染症でなくなってからも更新していて世界中の研究成果を提示している。日本でのコロナ対策が正しかったのか、間違えていたのならどこに問題があったのかなど、新型コロナ感染の総括をすべきなのにだれもしない。特に厚労省が先頭に立って行うべきなのに。マスコミも毎日怖いぞと煽りまくった反省もない。厚労省の委員会も当たらず触らず、何の意味もない予防・治療を薦め、飲食店をはじめ社会が大きく傷を負った。欧米のメガファーマはワクチンを売りまくり巨額の利益を上げた。
岡田氏の今までの新型コロナの経緯を冷静に分析してまとめたこの著書は、まじめで能力の高い学者が信頼できる論文や各国の発表などを冷静に真摯に分析し、わかりやすく教示してくれている貴重な著作である。
氏のような人がいると思うと、まだまだ日本は大丈夫だと思える。ありがたいことだ。
「ガッキイファイター」は今何処に
令和7年2月27日
「そして殺人者は野に放たれる」「買ってはいけないは嘘である」「脳梗塞日誌」などの著者でギャンブラー、日垣隆氏のメルマガ「ガッキイファイター」を購読していた。氏の本質を見抜く鋭い発言や文章が面白く、何年にもわたって愛読していた。
氏の主催する英語講座にも参加して2カ月間毎日何時間も費やしていた。さらに3か月の追加講座も行ったが、残念ながら毎日使わないとできないことが分かった。いい経験になったが、メルマガはずっと愛読していた。氏は2,015年、グアム島でのゴルフ合宿中に脳梗塞を発症し、再起不能かと思われたが、信じられないくらいのリハビリに励み、不自由ながらメルマガを続け、世界中を単独で回りカジノで大金を稼ぎ、再婚していた妻と子供を大切にして日々を送っていた。2,019年にメルマガの日本版は止めると宣言し、今から1年間は無料で会員に届けるが、それを過ぎれば海外版だけにすると言った。最後のメルマガは2,020年7月21日号で、以来日本での配信は終わった。世界では50ヵ国に配信しているというが、以後どうなっているのか全く分からない。
先日、当時のメルマガを読み返してみたがやはり面白く、コロナ騒動の始まった2,020年の初めから、「マスクは意味ないし、インフルの方がより怖い、三密を避ける意味がない、関係者の事なかれ主義が騒ぎを大きくしているだけだ」と言っていたが4年経った今では氏の言ったとおりになっている。世界中を回り貴重な知見や意見を教えてくれた氏は、今どうしているのか知りたいと思う。
料理の話
令和7年2月20日
学生時代は簡単な自炊をしていたけれど今は全く料理をしなくなっている。でも、やはり料理をすることも必要だと思って土井善晴「土井家の一生もん2品献立」を買って作り始めた。初めは「豚肉の生姜焼きと落とし卵の味噌汁」で、材料の買い出しから始めて何とか作ることができた。次はビーフステーキ、いんげんとキャベツの蒸しサラダを添えて、マグロのカルパッチョ、ピザ、スパークリングワイン、次は親子丼とわかめの味噌汁、初めてにしてはまあまあだったが、料理を作るのは結構面白いことに気付いた。しばらくはいろいろ作ってみようと思っている。以前、近藤文夫の天ぷらの本を買って天ぷらに挑戦したことがあったが、面倒なうえに揚げてすぐ食べないと美味しくないのに自分が食べられないのがイヤでやめてしまったことがある。それらも含めて改めて始めてみようと思っているが果たしてどうなるか。結構ハマったりして。