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分娩施設の新規開業

平成18年9月20日(水)
9月から10月にかけては祝日が多く、日曜と祝日しか休めない当院にとっては珍しく!連休が続くことになる。今度の連休には最近四国で開業した同期の友人 の施設を見学がてら遊びに行こうかと思っている。彼の方がやや年下とはいえ50歳を過ぎてのお産の施設の開業は正直大変だろうと思うし、同時にすごいパ ワーだとうらやましくなる。かつて病院勤務の頃の2~3日に一度の産直は正直、つらかった。たいてい夜中にお産があり、翌日は通常勤務なので寝不足と生活 のリズムのくずれで、このままの生活を続けていってはたして体が持つだろうかと不安だった。
医師以外のスタッフは勤務時間が決まっていて、夜勤のあとは一日休みとか少なくとも16時間は勤務がないのに、なぜか医師だけは休みなしなのである。しか も寝てない翌朝に限って過密スケジュールのことが多い。当時はまだ若く元気がよかったからできたが、いつまでも無理がきくわけではない。そして医師一人で お産の施設を開業するということは、24時間いつでも一人で対応するということである。すごいことでまさに脱帽せざるを得ない。

もう秋だ

平成18年9月16日(土)
台風が近づいていて朝から雨が降っている。せっかくの連休で予定されていたスポーツの大会などがながれて、残念に思っている人も多いと思われる。
いつの間にか朝夕冷えてきて上着が必要になってきた。もう秋だ。食べ物は美味しいしアルコールがじつにうまい。先週ちょっと油断したらあっという間に体重 が増え、ベルトがきつくなってしまった。少し控えなければ○○になってしまう。というわけで今週は毎日昼はうどんである。それでもつい「鍋焼きうどん」な ど高カロリーのものを食べてしまうのがかなしい。

朝夕は涼しくなった

平成18年9月1日(金)
日中は結構暑いが、朝夕は涼しくなってきた。早いものでもう9月である。この数日の気温の変化ほど季節の変わり目を実感させられることは珍しい。
我が国の四季のうつろいはまことに風情がある。暑い盛りの夏(青年期)が過ぎると秋(熟年期)が来る。この季節は豊穣の季節で、夏に精一杯頑張ってきたこ とが成果となって還ってくる。最も豊かな時である。けれどもこの時期も遠からぬうちにおわり、寒い冬(老年期)を迎えることになるのである。じつに日本の 四季は人の一生をあらわしているかのようで、「もののあはれ」という言葉があるのも頷けるのである。

母の初盆

平成18年8月12日(土)
今日からお盆であるが今日は診療している。明日から4日間休みになる。
今年は母親の初盆である。早いもので亡くなってもう半年以上になる。何だか遠い昔のように感じるのはなぜだろうか。人は必ず死ぬが、その人のことを覚えて いる人がいる限りまだ死んだことにはならない。だれも思い出してくれる人がいなくなってはじめて死ぬのだという。今年の盆は田舎に帰り、物心ついてから亡 くなった身近な人たちを想いながら静かに過ごそうと思う。

猛暑

平成18年8月8日(火)
猛暑である。特に街中は暑い。クーラーの稼動と車の数、コンクリートなどで外気温は郊外に比べて数度は高いと思われる。今日などは一雨来れば随分涼しくなるだろう。そう思っていたら夕方雨が降ってきた。
このところ何か足りないと思っていたら、尺八を吹いていないことに気付いた。いまはそれどころではないが、そのうち落ち着いてきたらまた吹いてみたいものである。

猛暑に続いて

平成18年8月1日(火)
やっと梅雨が明けたと思ったら焦熱地獄の如く暑い日が続く。今年の天候はどうなっているのだろうか。国内の政治経済も不透明だし、世界情勢に至っては特にわが国周辺についてはどうなるか実に不安定な状況である。
当院も看護師さんの退職などで実に困っている。ずっと勤めてくれていた人が退職したとたんに別の人が事故で入院した。いったいどうしたらいいのか。まさに一寸先は闇である。気を取り直して頑張っていくしかないが、何が起きるかわからないのが人の世であるとしみじみ思う。

風水害

平成18年7月24日(月)
このところ雑用が多く日誌をさぼっていたが、ちょっと落ち着いてきたのでぼちぼち書いていくことにする。
梅雨がなかなか明けず各地で大雨が降っている。土砂崩れなどで何人もの人が犠牲になって気の毒なことである。昔から地震かみなり火事おやじ、といってどう しようもなく恐いことの上位は自然災害であった。「おやじ」の方はちっとも恐くなくなった昨今であるが、風水害は思いがけないときに起きるので実に恐いも のである。水がないと作物は育たないがありすぎても困る。日本は台風の被害も毎年多いが、地理的に大陸の端に位置していることと、きびしい日本海のおかげ で外敵から守られてきたことも事実で、いいこともあれば悪いこともあるということである。

英国発のテニスとサッカー

平成18年7月10日(月)
ウインブルドンのテニスが終わった。自分としてはW杯よりもテニスの方が見ていて面白かった。なにより華麗な技がわかりやすくショーとしても楽しい。男子 は大方の予想通りフェデラー、女子はモーレスモが優勝した。男子優勝戦は世界ランキング1位のフェデラー対2位のナダルのすばらしい戦いであった。トップ レベルの選手の技術、運動能力はまさに芸術である。
サッカーは戦いを前面に出して全身で戦う格闘技ともいえるゲームだがテニスは華麗な技術を楽しむスポーツである。一方が荒々しい男の闘争なら他方は上品な 紳士淑女のスポーツである。異説はあるがサッカーもテニスも英国が起源らしいが、異なった二種類を同時に生み出したのは興味深いことである。

北朝鮮のミサイル

平成18年7月5日(水)
朝から北朝鮮によるミサイル発射のニュースが飛びかっている。はじめは4発と言っていたのが最終的には7発発射したそうである。
近隣にぶっそうな国があるのはかなわないが、人間は太古よりいつも争ってきた。今も世界中のどこかで争いがおこっている。きっと人間を含め生き物は自分の テリトリーを守ったり広げたりする本能があり、そのために争わなければならない宿命があるのだろう。わが国は昔から他国と隔絶しており他国との争いは少な かったので、国内でどうしたらうまくやっていけるかが最も大切なことであった。そしてそれをうまくやってきた歴史がある。でもこのやり方は日本という独特 の社会があってはじめて成立したことで、国同士では絶対に無理だろう。いざとなれば我々も戦わなければならないだろうが、争いは大きな犠牲を生むだけであ る。どうすればよいのかわからないというのが正直なところだ。

激しい雨

平成18年7月1日(土)
なんと!もう7月(文月)である。朝から激しい雨で道路に水溜りができて川のようになり、横断歩道を足をぬらしながら渡っている人もいた。まことに迷惑な雨である。
尺八を吹いていると呼吸法がいかに大切かを感じるが、ジャズと尺八の名演奏家である中村明一氏が「密息」という呼吸法について紹介していた。西洋人と異な り日本人の昔からの呼吸法で、実に理にかなっている。機会があればここでも紹介してみたいが、しばらくはこの呼吸法を実践してみようと思う。