カテゴリー 日々是好日

畳の生活

平成22年9月1日(水)
立春から数えて二百十日、そろそろ台風が発生する時期になった。まだまだ日差しは強いけれど、雲を見れば秋になったと感じられる。寝室の障子が明るくなって朝になるが、その時間が遅くなっている。四季を感じるには、畳と障子は欠かせない。
農家で育ったからなのか、畳のある生活が一番落ち着く。スリッパをはいてソファーでくつろぐより、畳に座ったり寝転んだりできる方がいい。さらに尺八を吹くのでまさに江戸時代の日本人である。気質というものは簡単に変わるものではないので、自分の中に脈々と続いている先祖からの血がさせることなのだろう。明治以降、欧米から大きな刺激を受けてきたわが国であるが、色々な考え方を取り入れた上で、結局わが国独自の考え方、やり方でいくしかないし、それが一番いいと思う。

夏の終わり

平成22年8月18日(水)
お盆も過ぎて心なしか日差しが柔らかくなったように感じるが、暑さは一層きびしくなっている。夏の終わりはもう始まっていて、秋の気配があることを本能が教えてくれている。子どもの頃、夏休みの終わりに感じていた物悲しさがよみがえってきたようだ。
数学者藤原正彦氏の対談集「日本人の矜持」を読んで、あまりに面白かったので「若き数学者のアメリカ」「遥かなるケンブリッジ」を読み返しているところである。これらを読むと、やはり日本に生まれて本当によかったと思う。昨今のわが国の自信のなさや、首相をはじめ政府首脳の近隣諸国への卑屈なまでの態度に怒りを超えて悲しみさえ覚えていたが、少しほっとしたところである。

二日酔い

平成22年8月12日(木)
今日の診療は午前中のみで、13日(金)14日(土)は盆休みである。木曜日の午後の休診は実に貴重で、歯医者に行くのも銀行や公的機関などに行くのも、この時である。今は歯科と内科と外科にかかっているが、加齢により体にガタがくるのは仕方がないとはいえ困ったものである。
まあ、外科は静脈瘤の手術も終わり、そろそろ運動もできそうだし、歯もほとんど終わった。あとは高血圧だが、これはしばらくは薬を飲まざるを得ないだろう。そういいながら夜は飲み会で大酒を飲んでしまった。久しぶりの二日酔いである。まだまだ大丈夫か?

静脈瘤の手術

平成22年8月10日(火)
手術も無事に終わりすっきりした気分で診療している。逓信病院のS医師は母校の後輩であり腕のいい外科医である。ながいこと困っていた静脈瘤が一挙に改善され、しかも手術の翌日には尺八の練習会にも参加できるほど痛みもなかった。こんなことならもっと早く治療してもらうのだった。
どの分野でもエキスパートになれば病める人を救うことができる。医師の仕事も色々わかれているが、この分野ならまかせてくれ、という技術を持つことは大切である。そういう医師でなければ、患者さんも自分の体を託せるはずがない。幸い今までも、今も、かかってきた医師はエキスパートばかりでありがたいことだと思っている。

暑い日が続く

平成22年8月4日(水)
それにしても暑い日が続く。クーラーがなかったらとても我慢できないだろう。とくに街中はクーラーの排気熱も多く、いっそう暑い。
名古屋市長の河村たかし氏の「この国は議員にいくら使うのか」という本によれば、わが国の議員がいかに優遇されているかよくわかる。それを変えようと現在、名古屋市で孤軍奮闘している氏の様子が少し前にみのもんたの「朝ズバ」で報道されていた。議員にしてみれば収入を減らす法案には強硬に反対するだろうから、文字通り孤立無援のように見える。
河村市長には大いに頑張ってもらいたいが、正しいこと・合理的なことを貫くのは本当に難しいことだろう。健闘を祈りたい。

手術日が近づく

平成22年7月31日(土)
7月も今日で終わりである。スタッフから「手術の日が近づきましたね」と言われ、来る8月6日の下肢静脈瘤の手術のことを思い出してしまった。
去年ごろから悪化していよいよ手術しか改善の方法はないことが分かっているので、仕方がないとはいえあまり愉快なことではない。まあ術後には気持ちよく走り回れることを望みにして手術に臨もうと思う。年をとれば体の色々なところにガタが来るのは仕方がない。というわけで8月6日と7日は休診です。今のうちにおいしいものを食べておかなくては。

通勤には楽チャリ

平成22年7月21日(水)
全国に水害をもたらした梅雨が明けたと思ったら、連日の猛暑である。通勤にはあいかわらずアシスト自転車を使っているが、ありがたいことにほとんど汗をかかない。やはりアシスト自転車は「楽チャリ」という名にふさわしい。
スポーツとしてのサイクリングをやっている人からは「アシストなんかやめてスポーツサイクルをやれば」と言われるが、下肢静脈瘤が悪化しているので力を入れてペダルをこぐことができない。来月、手術を受けるつもりなので治癒した暁にはそうしてもいいが、でも一旦楽をしてしまったのでアシストを止めるのは無理だろうな。自分の性格からいって、高校時代にこんな自転車があったら片道10キロの通学に使っていたことだろう。

メタボ対策

平成22年6月29日(火)
ここ数日、アルコールを控えているので寝つきがよくない。もちろん睡眠が不足しているわけではないので、体調はむしろいい。しかも意識的にカロリーを控えているので、体重も減っているように感じる。巧まずしてメタボ対策をしていることになる。
夜はサッカーと録画しているウインブルドンテニスがあるので、全部観るのは結構大変だ。この年になるとしっかり寝ないと次の日がこたえる。高血圧を契機に、生活全般の見直しをせざるを得ないようだ。まだまだやりたいことはあるので、くたばるわけにはいかないのだ。とは言え、根気がないので、この節制がいつまで続くかわからない。血圧が安定してくれれば元の生活に戻ってしまうことは、火を見るよりも明らかである。

ワールドカップ

平成22年6月25日(金)
今日は朝からサッカーの報道で盛り上がっている。W杯でデンマークに勝って決勝トーナメントに進出できたからだ。実は深夜目覚めたのだが、試合は録画しているし後で見ればいいやと思って寝てしまったらなんと!勝っていたとは驚きである。
このところわが国には景気のいい話が全然なくて、中国からはバカにされるし米国とも今一つうまくいかない、経済も落ち目だし、政治はもっとダメで皆が自信をなくしていたので、喜びもひとしおなのだろう。実際、スポーツは勝ち負けがわかりやすく、昔から戦争を回避するガス抜きの面もあったのではないかと思う。まだまだサッカー熱は続くだろう。

ストレスと血圧

平成22年6月3日(木)
盆の休みに静脈瘤の手術をすることに決めたら、不思議なことに血圧が少し改善してきた。自分では気付かなかったが、けっこうストレスになっていたのだろう。先週が最悪で、安静時にも信じられないくらい高くなっていたので、夜の会合に出席するのを止めてしまったほどである。
今週になったら、以前とあまり変わらない状態になったので、すべて今までと同じペースで日常生活を行っている。長い目で見れば徐々に悪化していくのだろうが、その頃はもう寿命だろうからこれでいいのだ。
健康に一番影響を与えるのはストレスだと思う。歴代の首相で突然亡くなったり、再起不能になった人たちは何人もいる。開業して1年足らずで亡くなった同僚もいた。すべてストレスが大きな誘因であったと推察される。心すべきことである。