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謹賀新年(平成25年)

平成25年1月4日(金)
あけましておめでとうございます。
今年は娘たちはそれぞれの婚家で正月を過ごすので、大学生の長男と3人で元旦のお屠蘇と雑煮。31日に届いた古串屋のおせちをおいしく頂き、朝から日本酒。一年に一回のことだからいいだろう。おせちを注文したのは今度が初めてだが、思いの外よかった。丁寧に作ってあり、味もよく、つまみにちょうどよいので酒がすすむ。さすが古串屋である。来年も頼もう。昨年の初詣の時に買った次女の無事出産祈願破魔矢を持って護国神社へ初詣。さすがに人があふれていて、神様も皆の願いを聞き届けるのは至難の業だと思われた。だから今年は昨年のお礼だけにしておいた。
今日から診療開始。気を引き締めて一期一会の気持ちでやっていく所存です。今年もよろしくお願いします。

一年をふり返って

平成24年12月28日(金)
今年の診察日もあますところ今日と明日29日(土)の2日だけになった。早いものである。いまさらながら「光陰矢の如し」を実感している。この機会に一年をふり返ってみよう。
クリニックについては例年と同じペースであるが新患が増えているように感じる。以前からの患者さんも変わらず必要に応じて来院していただいているのはありがたいことである。スタッフが充実・安定してきたことが特に心強い。来年もこのままでいくことができればと思う。
健康に関しては特に問題はないが、腰痛には苦労した。そもそもゴルフを再開しようとしたのが間違いで、結局テニスも中止しているありさまである。もっとも軽いラリーぐらいならできるが、もっぱら散歩に集中している。毎日の晩酌は欠かさず、飲み会も今までと同じペースで行っているのも健康のおかげである。国内小旅行にも何回か行くことができたし新たな発見もあった。子や孫たちも元気でいるようでありがたいことである。尺八は自分の求めているところには全然達していないが、やる気十分でさらに研鑽を重ねるつもりである。
こうしてふり返ってみると、とりたてて変わったこともなく平穏な一年だったようだ。ありがたいことである。大いなるものに感謝。

腰痛回復

平成24年11月2日(金)
昨日から急に寒くなった。いつもと同じ服装だと冷えるので今日は暖かくして自転車出勤。
3月の終わりに腰痛発症以来、努めて無理しないようにしてきたが、最近ではほとんど腰痛を意識しないようになった。かなり良くなったと思うので少しテニスのラリーをしてみたが問題なさそうである。もっともまだ怖いので走ったりせず打ち合うだけだが。この調子なら来年から週1回のテニスが再開できそうである。以前腰を痛めた時も回復するのにほぼ半年かかったが、今回も似たようなものなのでやはり時間が回復の最大の治療法だと思う。
以前に痛めた原因はゴルフの練習であり、今回もまた同じとは学習能力のない自分が恥ずかしい。テニスは腰を痛めないのにゴルフのスイングはよほど自分に合わないのだろう。思えば30年前に高知県安芸市の病院に勤務していた時、誘われて始めた初めてのラウンドでスコア132、バーディーがとれたのが間違だったのである。今後は2度とゴルフはしないと固く誓ったことである。

水と遊ぶ

平成24年8月31日(金)
3月末の腰痛以来、スポーツはおろかジョギングもできなくなってしまったが、時にむしょうに体を動かしたくなる時がある。アシストチャリによる通勤はあいかわらずやっているが運動とは言えず、散歩ぐらいしかできないのがつらいところである。
最近、思い立って近くのプールで泳いでみたら腰痛も起きず快適である。元来、水で遊ぶのは大好きで小さい頃から近くの川や池でよく泳いでいた。久しぶりに水につかるのは気持ちがいい。初めは25メートル泳いではひと休みしてまた泳ぐのを繰り返していたが、結構休まずに往復できるようになった。もっともスタイルは平泳ぎ・横のし・手を使わない背泳・たまにクロールと超省エネの泳ぎというより水と遊ぶやり方であるが。
家から2キロのところにあるプールまではアシストチャリで行き、480円払って好きなだけ泳げばいい。温水プールなので1年中OKである。しばらくは通ってみようと思う。

診療再開

平成24年8月18日(土)
盆休みが終わり17日から診療を再開。さすがに患者さんは多かったが、比較的長い休みでなまっていた体にはいいリハビリになった。
今年の盆休みは遠くへは行かずもっぱら孫たちの相手をしたが、このようになふるまいを自分がするようになるとは想像の埒外であった。以前は盆には家族旅行をするか、墓参りに生家に帰るのが通常だったのが、いつの頃からか巣立った子供たちが我が家へ帰るのを迎えるようになっているのは、時の流れを感じさせられることである。13日は孫3人を含め総勢8人で宮島の水族館みやじマリンへ。15日は以前にも紹介したことのある島根県との県境近くにある「ファームノラ」へ行き、石窯ピザ・パスタなど食べ、森の中の手作りブランコなど自然を満喫した。
盆休みが過ぎ子や孫たちも帰ってしまい、もとの静かな生活に戻り始めている。

全員集合

平成24年8月10日(金)
今週になって関東から次女が、県内から長女が、それぞれ子供たちを連れて帰ってきた。近畿からは大学生の長男も帰ってきて久しぶりに全員が我が家に集まった。明日はそれぞれの連れ合いも来るのでまさに全員集合である。こんなことは珍しいことで、恥ずかしながら私の還暦を祝うということで集まってくれる(集まるように強いる?)のである。子供たちも一旦家を出てしまうと、それぞれが別々に帰ってくることはあっても全員そろうことはなく、たいてい誰かが欠けている。冠婚葬祭でもなければ万障繰り合わせて集まることはないだろうから、昔からの儀式はそれなりに意味があるということだ。
今までカミさんと二人の生活だったが一挙に大人5人と孫3人になって、狭い我が家が賑やかなことである。玄関先にビニールのプール(空気まで入れてもらって998円!だったらしい)を出して水遊びをさせようと準備したが、あまり遊んでくれないという。そこで子供たちが小さい頃良く連れて行っていた川に行き、水遊びをしてやった。ひざ上までズボンをまくって川に入り、手を引いてやったらそれなりに喜んでいた。ならば次は水着を着て本格的に遊んでやろうと思ったところなんと!また腰痛が…
今回はたいしたことはなさそうだが、それにしても情けないことである。今日はコルセットをつけて診療することになってしまった。

梅雨明け

平成24年7月21日(土)
この前の連休は九州地方で豪雨があり被害甚大だったのはまことに気の毒であったが、今週は一転して日差しが強くなり梅雨明け宣言もでた。
久しぶりの連休なので阿蘇の黒川温泉に行くつもりでいたが、あの豪雨である。前日まで様子を見ていたがとても無理なようで、しかたなくキャンセルした。5月の連休は壱岐に行く予定だったがこれも腰痛のため中止したので、これで2回九州地方に振られたことになる。広島から門司までの距離は広島から岡山までの距離とあまり変わらず、岡山から大阪までの距離とほぼ同じである。新幹線を使わず車で行くなら関西よりも九州の方が行きやすい。湯布院に別荘を建てて毎週土日に車で通っている人もいるそうで、九州は広島市在住者には親しみのある所のようである。暑い夏はあまり動かないようにして、秋になったらまた旅の計画を立ててみたいものである。

診察室の絵

平成24年6月22日(金)
診察室の壁に絵を掛けているが、このたび偶然日本画が手に入ったので掛け替えた。初めは開業した時に同門の先生からいただいた「踊り子」の模写、次は藤城清治のリトグラフ「3台のピアノ」でこれはずいぶん長い間掛けていたので風景の一部になっていて、絵の存在を忘れるぐらいになっていた。「3台のピアノ」は子供の頃よく目にしていた影絵が藤城清治のものとは知らず、ギャラリーで偶然見つけて懐かしくて買ったものであった。初めは気にいっていたが、絵が小さくインパクトが強くないので風景になってしまっていた。
このたびの絵は広島在住の平末初子氏の「桜」という日本画である。平末氏にはカミさんが日本画を習っていて、たまたまチャリティーで破格の値段で手に入れることができたのである。この絵に替えてから診察室の雰囲気が変わったように思われる。日本画の奥深さを感じている日々である。

美味いイカ

平成24年6月15日(金)
久しぶりに晴れ渡った休日、かねてより行ってみたかった店を訪れた。萩市と益田市のほぼ中間に位置する萩市須佐駅の近くにある「梅乃葉」は、獲れたてのイカを食べさせてくれる店で遠くから訪れる人も多い。広島からは高速で戸河内インターまで行き、191号線を益田経由で行くのが早いそうで、実際2時間半で到着した。戸河内インターからの191号線のドライブは信号も無く緑の中、気持ちのいい山道である。
ここのイカは須佐男命イカ(すさみこといか)というブランド名の活き剣先イカで、実に新鮮である。イカは獲れた所で食べるのが一番おいしく、透き通った歯ごたえのあるイカが次第に甘くなってくる。丸ごと1ハイを半分食べたところで残りはてんぷらにしてもらったが、これはまさに絶品だった。日頃食べているイカはなんだったんだろうと思わせるうまさである。獲れたてのウニや刺身もあり大いに満足できた。
萩市は歴史のある城下町で町並みも美しくそぞろ歩きするのがいい。ここには「割烹千代」という名店がある。以前この店を訪れた時は、カウンターで新鮮な魚介を堪能した。今度来る時は「千代」に行ってみよう。

邦楽演奏会

平成24年6月2日(土)
4月、5月は腰痛のためあまり活動できなかったが、尺八の演奏会だけは2回聞きに行くことができた。もっとも1回は会場のイスに座ったとたんに腰痛が再発し、ロビーで横になって休みながら合計30分ぐらいしか聞けなかったが。
先週行われた藤原道山のコンサートは前半はイスに座って聞いたが、イスの座面の角度が腰に合わないのか腰に不快感が起きてきたので、後半は会場の後ろに立って聞いた。人間国宝・山本邦山の弟子の藤原道山は現在、最も人気のある若手尺八演奏家で、広島でも年に1回は演奏に来る。さすがに音も、指使いもすばらしいものを持っていて、非の打ちどころのない演奏に聞きほれてしまった。今回の曲目の中に、今ちょうど練習している尺八独奏曲「甲乙(かんおつ)」があり、よりいっそう興味深く聞いた。この曲は彼の師匠の山本邦山が作曲し演奏したもので、昨年三原市で邦山自身の演奏を聞いた。高齢とはいえさすが人間国宝である。演奏はすばらしく、今でもその時の音色が耳に残っている。藤原道山の演奏は師とは異なったもので、これはこれで味があるものだった。
演奏会の後は「とくあん」でうまいおでんに舌鼓を打ち、ビール日本酒。