クリニックの変遷

平成25年3月6日(水)
暖かい日が続いて、春が訪れたようだ。今日は特に暖かく、気持ちの良い一日である。
最近、広島市内の産婦人科施設が閉院した。閉院の理由はわからないが、ここ数年だけでも他に数か所の施設が閉院しており、世の中の変化を感じる。閉院の理由は色々あるだろうが、年齢や病気によるものが多いと思われる。いずれにせよ閉院する時の寂しさは本人にしかわからないだろう。今でも思い出すのは開院の時の「やるぞ!」という希望に満ちた気持ちと、うまくいかなかったらどうしようかという不安感であり、これらの気持ちが渦まいてなかなか平静にはなれなかったものだ。
新たに開院した施設も少なからずあるが、いずれにしてもいつかは閉院しなければならなくなる。その時に何を思うかはそれぞれの立場・年齢などで異なるだろうが、感慨深いものがあるに違いない。うららかな春の一日、ふとそう思ったことである。