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腹立たしいレセプト審査

平成18年10月6日(金)
いままで一度も削られたことのなかった膣錠が7月のレセプトで削られた。保険の審査の係の医師が変わったらしい。一件で100円にも満たない額だが10件 以上あり、再審査の請求を出すほどの金額でもないし実に不愉快である。私としてはいつも必要最小限の検査をするように心がけており、いくら保険で認められ ているからといっても過剰な検査・治療はしていないことに自信を持っている。もちろん薬も本当に必要なものしか出さないようにしているし、どんなに一般的 に行われているやり方でも有用でない(実際のところ結構多いのである)治療はしない。どんな診療をしているかレセプトを見ればわかるだろうに実に腹立たし い。
愚痴をこぼしても仕方がない。気を取り直して診療に励むことにしよう。

休み明け

平成18年8月17日(木)
今日から診療開始である。今回の休みは墓参り以外は特に何もせずごろごろしていたが、一日だけ下関長府の割烹旅館「古串屋」にうにを食べに行った。あとはクリニックの カーテンの替えとエアコンの掃除などであっという間に休みは終わってしまった。病院勤務のころは休みが本当に貴重であり、いかに有意義に使うかが大切で あったが、今は夜のお産に起こされることがなくなったのでそれほどでもなくなった。
今日は休み明けなので半日とはいえ患者さんが多かった。またこころ新たに頑張ってやっていこう。

看護婦さん募集

平成18年8月4日(金)
看護師さんを募集してもなかなか反応がない。本当にいないのだろうか困ってしまう。今回の状態はまさに想定外であったが、一番おきてほしくないときに異常 事態が発生するのものである。そのための保険を二重三重にかけておかなければとしみじみ思った。一見むだにみえることにも意味があるのである。我々のよう な極小組織でもこのようなことがあるとすれば、大きな組織ではどれほど多く起こり得ることだろうか。公務員などにむだをなくすようにしなさいという風潮が あるが、効率よくすることは大切だがやはり保険とも言うべき一見むだと思える余裕も必要なのではなかろうか。

いつものペース

平成18年1月7日(土)
正月気分もすっかり抜けて通常の診療になった。今年は出足があまりよくないようだが、開業して9年目にもなるとあまり気にならない。結局一年を通してみれば同じだということが経験でわかっているからである。
今日は土曜日なのでさすがに忙しく、午後になってやっと普通のペースになった。あまり忙しいと一人ひとりに時間をかけられなくなるのでこれぐらいがちょう ど良いのである。以前勤務医の頃は1時間に14人のペースで妊婦健診をしていたが、まさに驚異的なスピードで今同じようにしろと言われてもできないし、する気もない。やはりきちんと話ができる今のペースが最高である。今年も無理せず自然体で過ごして行きたいものだ。

ピルの普及には時間がかかる

平成17年12月21日(水)
正月休みが近づくとピルを早めに買っておこうと来院される人が多くなる。当院のピルの処方数は結構多いので、在庫のピルが少しでも減ればすぐに補充するよ うにしている。常に400シート(5種類)は置いているが1つの銘柄だけ減ることもあるので在庫の確認が必要である。当院の処方数から見ればピルはかなり 普及してきたように思うのだが、全国レベルでは我が国は依然として世界でも極端にピル使用の少ない国なのだ。折に触れピルの利点を説いているが、普及には まだまだ時間がかかりそうである。

患者さんの取り違え

平成17年12月14日(水)
患者さんを呼んだ時に聞き違えして診察室に入ってこられることがある。めったにないし、話をすればすぐに間違いがわかるのだが、今日はヒヤッとした。同じ 症状で朝一番で来院された二人の患者さんのうちの一人が、自分の名前を呼ばれたと思って診察室に入られた。私も気付かずに症状を聴いて診察していて間違えていることがわかり事なきを得たのである。二人ともほぼ同じ症状、状態なのであった。いつも初めての場合は必ず「○○さんですね」と言って確認してから診 察するし、二度目以降でもたいていは「○○さん、今日はどうされましたか」と言うようにしているのだが、今回はあらかじめ症状を聞いていたので確認しなかったのだ。
あとでスタッフを集めて今回の経過を話して、患者さんの確認は自分も含め何度もするよう徹底した。診察だけであればまだ実害は少ないが、治療や薬を取り違えると大変なことになる。二重三重にチェックすることが大切だと痛感したのである。

院内通信の更新

平成17年9月30日(金)
今日で9月も終わりだ。早いもので休みも結構あったがいつの間にか一ヶ月経ってしまった。今週は患者さんの出足がよくないので「院内通信」などの文章書きがしっかりできた。なにしろ一年は更新してなかったので気にはなっていたのだけれどやっと書くことができたのである。「院内通信」は当院についての情報公開と私のエッセイ(そんなものは見たくないという人もいるかもしれないが)を載せている冊子で結構患者さんが見ているようなので、早く更新しなければと思っていたのである。

思いがけない薬の効用

平成17年9月6日(火)
高脂血症の薬が肝細胞がんに有効であるとの論文が報道された。最も有効だったのはシンバスタチンだという。もし各研究者による追試で正しいことが証明されればすばらしいことである。元来、高脂血症薬は本当に必要な人以外に使われすぎていると思っていたのである。ブームとは恐ろしいもので、コレステロール悪玉論はずいぶん長く通用していてコレステロールの値に一喜一憂している人が多かったが、最近ではあまりいわなくなった。いいことである。
薬については当初の目的とは違った疾患に有効なことがわかって使われだしたものも結構ある。かつては喘息の治療薬が早産防止に使われた。この時は早産には経験的に有効とわかっていてもたてまえでは使えなかったのは、その薬が喘息治療薬としてしか保険適応になっていなかったからである。ずいぶん後になって現在使われている薬が保険適応になったが、その成分は喘息治療薬の兄弟分のようなものである。また、我が国の妊婦さんが薬を恐がるようになった大きな原因のサリドマイドは、骨髄腫に効くことがわかり再評価されている。このように薬でも長い目で見なければ評価が定まらないことがあるが、人間ではそれ以上だろう。
本日は台風接近のため午後3時にクリニックを閉めた。次第に風雨が強くなっている。明日は大丈夫だろうか。

当院のスタイル

平成17年8月23日(火)
お盆明けの忙しさが過ぎて今日はヒマである。生来の貧乏性で何かしていないと落ち着かない。こういう時はカルテ整理が一番いいが、整理の仕事がはかどるのもかえってイヤなような複雑な気持ちだ。ここまで書いてふと以前の記述を見たら結構ヒマという言葉がある。よく流行っているところは別として、当院のようなごく普通のクリニックはこんなものだろうがヒマよりは忙しいほうがいいに決まっている。その施設の評価は患者さんがしてくれるので、精進するしかないのである。
当院に来られた患者さんは、少なくとも受診してよかったと思ってクリニックを出てもらわないと困る。できるだけ少ない回数で、検査は必要最小限、薬は意味のあるものだけ、を基本にしているが、時に患者さんから「○○の検査はしなくていいのですか」と聞かれることがある。「ご希望ならいたしますが、その検査はしなくてももう診断はついているし参考程度の検査なのであなたの負担が増えると思って私はしておりません。」と答えると、ほとんどの人は「それならいいです」とおっしゃる。これが当院のスタイルなのである。

盆明けの患者さん

平成17年8月17日(水)
今日からお盆明けであるがさすがに患者さんが多かった。以前当院を受診していてご主人の転勤などで他県に住んでいて、里帰りで帰っている人の受診も多かった。生まれた赤ちゃんを連れてきて見せてくれる人もおられてうれしいことであった。我々にとって信頼されることは一番大切なことで、もし信頼されなければ自分の力不足を反省しなければならない。信頼されてはじめてほっとしてまた頑張ろうと思うのである。
当院は若い人の受診が多いせいだろうか保険証を持っていない人も時々来院され、今日も二人おられた。一回だけですめばいいが治療が長引くような場合は負担が増えて大変だろう。やはり国民皆保険はすばらしい制度だと改めて思った次第である。