旧暦に風情あり

平成16年7月7日(水)
今日は七夕、と言っても季節の実感はない。旧暦の7月7日ならきっとぴったりするのだろう。私の田舎では、昔は正月といえば旧暦の方を大切にしていた。だから1月1日を新正月と言って少し祝い、1月終わりか2月初めの頃の旧暦の元旦を旧正月と言って、そちらの方がご馳走が多かったように記憶している。田舎は農業が中心であり、田植えや稲刈り畑仕事など、季節とは切っても切り離せない関係にあり、これらの仕事・行事は昔から旧暦でおこなわれていたからだ。こう言うと古い人間のようだが、わずか40年ちょっと前の話である(やはり古いか!)。
今ではあまり旧暦を口にする人はいなくなったが、日本の季節ごとの行事は旧暦でやるべきではないだろうか。その方が風情がある。花札だって今の月数とは絵柄が合わないではないか。