平成20年7月25日(金)
昨日は土用の丑の日。例年なら暑い夏を乗り切るために、うなぎを食べることになるが、今年はその気になれない。
新聞によれば、国内産うなぎとして全国で昨年1年間に売られたうなぎの総トン数は、業者が申告した国内産うなぎの総トン数の倍近い量だという。つまり、「国内産うなぎ」と称して売られたうなぎの半数は中国その他からの輸入品なのだ。
「国内産」を名乗るには次のような取り決めがある。つまり、外国から輸入したうなぎでも、外国で育った日数以上に国内で育てられれば「国内産」を標榜できるのである。この取り決めすら守らない業者が多いのである。
「国内産」なら高く売れるから偽装するのだろうが、我々消費者が求めているのは、安全で質のよいものである。決して「国内産」にこだわっているわけではない。最近の中国産の食材に大いに問題があるのは報道でも明らかであり、中国の業者に質のいいものを提供してくれる誠実さがあるなら「中国産」のほうがより求められるだろうに。