令和4年10月6日
診療日誌と題したブログを載せるようになったのが2004年4月なのでもう18年を超えたことになる。よくまあ続いたものだと思うがたまに読み返してみると内容がダブっていることが多いのに気づく。たぶんいつも気にかかっていることなので、何度でも書きたくなるのだろう。診療内容についての記載も、当初より思いの強いことは何度でも書いている。
過去によく使われていた薬が今では効果ないことがわかり、使われなくなったものはたくさんある。検査や治療法も同様である。問題はそれらが害をなす場合は取り返しがつかないことである。例えば固形がんに対する抗がん剤は効果がなくかえって有害ではないかという議論がアメリカで起きていて、それらが日本に売り込まれているという話もある。エイズの非加熱製剤の時と同じだ。こういうことは早い時期から想像がつく人とそうでない人がいるので書いてしまうのである。それらについて警鐘を鳴らす人もいるが、どういうわけか消されてしまう。だからこそいっそう取り上げなければと思うのである。
これからも自分で納得して少しでも役に立つと思われることは書き続けていきたいと思っている。