平成29年6月9日(金)
例年より少し早い「とうかさん」も終わり、7日には中四国地方も梅雨入りしたとの報道があった。7日は雨だったとはいえもう梅雨入り?ほんとかなと思ったが、今日は一転して夏のような日差しだ。先日故郷へ帰った時に見ると、平地に広がる田んぼは一面耕されていていつでも水が入れば田植えができるように準備されていた。広島の北部ではほとんど田植えは済んでいるようだけれど、故郷では梅雨を待って田植えを行っていたことを思い出した。梅雨入りしたのなら今頃は田植えが始まっているのかなと思ったが、こんなに天気が良い日が続くと田植えができるのか心配になる。水がなければ田植えはできないからだ。
今は機械で田植えをしているが、自分が小中学生の頃は稲の苗を一株ずつ手で植えていた。小学校の同級生のほぼ全員が自分も含め農家の子なので、この時期は田植えの手伝いのために「農繁休暇」があり学校が休みになった。梅雨の雨降りに合わせて一斉に行われるので3日ぐらい休みになっただろうか。田植えは結構きつい仕事でイヤだったが仕方ない、早く終われと思いながら手伝いをしたものである。クラスに一人くらいは勤め人の子供がいて田植えをしなくていいのをうらやましく思ったものである。それも今は昔、故郷では田を作る人がいなくなって一部の人に頼まざるを得なくなっているようだ。