受診時定額負担

平成23年11月1日(火)
現在、75歳未満の人は医療費の3割を負担し、75歳以上の人は1割を負担している。これから高齢者が増えることは確実なので、政府は受診する度に100円を別に徴収するという提案をしている。これが受診時定額負担という提案であるが、受診回数の多い高齢者にとってはきびしいことになると思われる。消費税と同じで初めは3%だったものが今は5%になったように、100円は200円になりそのうち500円1000円になるかもしれない。
民主党は先の選挙で国民に媚びるような甘い政策を一杯掲げて、自民党の政治に飽きていた人々の心をつかんで大勝し政権を担った。ところが実際に国のかじ取りをしてみると現実のきびしさに気がつき、経験不足もあって右往左往しているところである。国を企業に例えると、前経営陣にとってかわった新経営陣は全くダメで、経営をさらに悪化させつぶれる寸前にしてしまったということである。前の経営陣の方がマシだったと皆が思い始めているのが現実であろう。国民の負担を増やす経営(政治)などアホでもできる。昔から重税を科すのは悪代官と決まったものである。受診時定額負担には反対である。