月別記事一覧 2011年12月

一年をふり返って

平成23年12月29日(木)
今日が今年最後の診療日。平成23年ももう終わる。診療面では大きな変化はなく、一般婦人科、妊婦健診、不妊症、子宮がん検診、更年期治療、流産・中絶、ピルなどバランスよく行ってきたと思う。特にピルについては積極的に薦めているので処方数も安定して増えている。以前から古くさいと云われていたホームページをリニューアルしたら新患数が増えたようだ。ネットを見ての来院で、いまやネットのない生活は考えられないということである。
趣味の尺八への情熱はあいかわらず強く、カメの歩みのようであるが、スキルアップしている実感があるのがうれしい。スポーツクラブでの週一のテニスと散歩は欠かさないが、今年はゴルフを再開することにした。上手くなるのはもう無理だろうから、体調管理を兼ねてのんびりやっていくつもりである。
うれしかったことは次女に男の子が、長女に二人目の女の子が生まれたことである。新しい命の誕生ほど素晴らしいことはなく、これも皆が健康で仲良く暮らしているおかげだ。ありがたいことである。
ふり返ってみればいい一年であったと思う。

もうクリスマス

12月24日(土)
一年の終わりの月を師走というが文字通りあわただしい月で、なんだかんだバタバタしているうちにもうクリスマスである。寒さもいっそう増して北部では大雪だという。今年も残るところあと1週間で、はて今年は何をしていたのだろうとふり返るがなかなか思い出せない。来週1週間かけて来し方を振り返り、行く末を想ってみよう。まさに光陰矢の如しである。

流産手術の多い月

平成23年12月16日(金)
流産手術と中絶手術は月によってバラつきがあるが、当院は場所柄か中絶手術の希望は毎月そこそこある。でも流産手術は月によって異なりあまり多くないのが常であるが、今月はなぜか多い。以前勤めていた病院はお産が月に60以上あったので流産手術も多く、月平均15~20はあった。当院は分娩施設ではないので妊婦健診は多くはないにもかかわらず、今月の流産手術の多さはどうしたことだろうか。
流産手術と中絶手術は手順は全く同じであり、異なるのは前者は保険適応なので患者さんの負担が少なくてすむことであり、後者は保険外なので一定の金額が必要となることである。また、流産手術は配偶者やパートナーの同意がなくてもできることと、母体保護法指定医でなくても医師であれば手術できることである。
寒い日が続くけれど無事に妊娠が継続して、流産の患者さんが減ってくれますように。

またも孫誕生!

平成23年12月9日(金)
8月に次女に男の子が生まれたが、今度は長女に2人目の女の子が生まれた。さすがに2人目となると、本人も我々夫婦も初めての子の時ほど心配はしていなかったが、予定日が近づくと早く産まれてほしいと思っていた。生まれたのは予定日を一日過ぎた、ちょうど地区医師会の忘年会の最中だったので、その場で出席した会員の人たちに披露できたのはありがたいことであった。
昨日は病院で祝い膳が供されることになっていて、病室で一人で食べるのも味気ないだろうと我々夫婦と預かっている上の子を連れて相伴することにした。個室なのでビールとワインを持ち込んで、もちろん娘は水で乾杯して祝い膳を味わった。実は上の子の時も一緒に食べたのだが、その時は食堂でアルコールもなかったので今回は持ち込んだわけである。何にしてもこれから先、目出度いことはそんなにはないだろうから、今のこの時を大いに喜び家路についたことである。

歯がゆい思い

平成23年12月5日(月)
健康診断で子宮がん検診を行う時に、内診で子宮筋腫や卵巣のう腫などを見つけることがある。健康診断は保険外なのでそれ以上詳しく調べたり治療することはできないのでその旨お話し、改めて保険証を使ってカルテを作り必要な検査や治療を行うように薦める。
先日も筋腫があり貧血のある人がおられ、詳しい検査や治療を薦めたところ、数年前まで大きな病院で筋腫を指摘されていたが放置していたのでその病院であらためて診てもらうとのことだった。今ここでカルテを作って診察すればわずかな時間で検査、治療ができるのにと思ったが仕方ないので「早く診てもらってください」と言っておいたが歯がゆい思いであった。
大きな病院だと、一連の診察と治療に半日はかかるだろう。治療内容は診察した医師によって違うだろうが、当院との違いはないのである。もちろん当院は無床診療所なので入院・手術はできないけれど、手術が必要だと判断した場合は、すみやかに信頼できる医師(病院)に紹介している。大きな病院ではできないきめ細やかな小回りのきく医療をしている自信があるので、一層そう思ったことである。