食品偽装問題

平成19年10月26日(金)
このところ食品の偽装問題が次々に報道されている。「ミートホープ」の社長の逮捕をはじめ、有名な「赤福もち」の製造日のごまかし、「比内地鶏」として売っていた鶏肉が実は安い排鶏(卵を産まなくなった雌鶏で一羽数十円で取引される)を使ったものであったとか、枚挙にいとまがない。こんなばれやすいインチキをしていて、次々に告発されているのにどうして改めようとしなかったのか不思議である。
どれも命に関わるような実害がなかったことはよかったが、輸入食材のなかには危ないものがかなりあると聞く。わが国の食料自給率はカロリーベースで40%であるから、信頼できるところから輸入しないとそれこそ命に関わる。安全性の検査を国だけに任せておいても難しいだろうから、民間できちんと検査して安全性、素性などを保証するようにしたら少々割高でも安心できるというものである。