カテゴリー 日誌

好みが変わった?

令和2年7月3日
昔から鮨が好きで、和食中心の店や居酒屋の料理をあてにビール、日本酒、焼酎などを飲んできた。もちろんアルコールに弱いので少ない量で十分満足しているが。ウヰスキーは好きだけれどどういうわけかワインにはあまり親和性がなかった。付き合いで飲む程度で、あまり積極的には飲んでいなかった。ところがこのコロナ騒ぎで居酒屋が閉まる、鮨屋が閉まるなどで、好きな店に行けなくなり家飲みするようになり、色々な店のテイクアウトを試すことになった。その中にはワインに合う料理も多くて、適当にワインを合わせてみるとイケるではないか。それからは肉料理の時は赤ワイン、その他白ワインも飲むようになった。かつてほとんど興味がなかったイタリア料理店などにも行くようになったが、本当に美味しく感じるようになったのはなぜだろう。この年になって好みが変わるなんて信じられないが事実だから仕方がない。もちろん和食、居酒屋の類がメインではあるがワインに合う料理が無性に食べたくなる。通販で質のいいワインが結構安く手に入るので、いろいろ試してみるつもりだ。それにしてもなぜ好みが変わった(増えた?)のだろう。

「女帝小池百合子」

令和2年6月26日
表題はノンフィクション作家、石井妙子氏の著書である。女性初の都知事であり総理候補とされる小池百合子氏について、3年半にわたる綿密な取材に基づいて書いた学術書ともいうべき著作である。石井氏の著書はその正確さと緻密さで高い評価を受けていて、この本も末尾に引用文献をはじめすべての資料を参考文献として載せている。100名を超える人たちに会い、7割強には編集者が同道し8割は録音し、録音が許されぬ場合はノートに取った。テープ起こしは自分だけで行い情報の管理を徹底した。なぜなら多くの人が小池について証言することに躊躇し、怯え、ためらっていたからだという。
小池氏の生い立ちから徹底的に調べ、カイロ大学時代に部屋をシェアして住んでいた日本人女性の話を基に、事実だけを時系列で述べている。さらに政界に進出したあとのことも、詳しく調べ正確に記載している。その結果見えてきたものは「小池さん、あなたは一体なにものですか」ということだった。カイロ大学を首席で卒業したというふれこみで世に出たが、それはありえないという証拠が積み重ねられているが、公人としては致命的だろう。以前からカイロ大学卒業疑惑はあったが、これほど徹底的に調べたものはなく、本当に卒業したのが事実なら小池氏は石井氏を訴えるべきだろう。石井氏によれば、小池氏がよく口にする「崖から飛び降りたつもりで」という言葉の原点は「カイロ大学を卒業した」と言ったことである。それがすべての始まりだったのかもしれない。

メスがオスを選ぶ

令和2年6月19日
新聞を見ていたら、動物行動学研究者でエッセイストの竹内久美子氏の興味深い話があったので紹介する。
生物は「生存すること」と「繁殖する」ことが大きなテーマであり、「繁殖」に関してどのように相手を選ぶかは重要なことである。ツバメのオスの尾羽の長さを、切り取りと接着剤で変えた3種類のオスが、メスとつがいになる日数を調べた。尾羽の長いグループはその日のうちか2~3日で、普通の長さのオスは1週間くらいで、短いグループは2週間かかったという。さらに浮気に成功するのは尾羽の長いオスのみで、メスのダンナが尾羽の長いオスなら浮気に応じないけれど、ダンナが普通の長さなら数回に1回、ダンナの尾羽が短ければ尾羽の長いオスがくれば必ず浮気をすることがわかった。そして実際に尾羽の長いオスのヒナは免疫力が高いこともわかった。尾羽の長いオスがモテる所以である。
人間の男の場合、免疫力の証となるのが声の魅力、顔がいい、筋肉質の体、ケンカの強さ、IQの高さであり、ツバメでも人間でもオスの魅力が問題で、メスがあまり関係ないのは「メスがオスを選ぶ」のが基本であるからだ。
メスは一度の繁殖にかかる労力も拘束時間もオスよりも大きいのでそれなら選ばせてもらいますというわけだ。まさに「男はつらいよ」である。

入梅はしたけれど

令和2年6月12日
今週から全国各地で梅雨入り宣言が出されている。広島も先日梅雨入りした。例年ならこの時期に稲荷さんで若い女性の浴衣姿が街にあふれるのに、今年はゆかた祭りも見送りになっている。本通りも人は増えてきたけれど皆マスクをつけていて、マスクなしでは歩けない雰囲気になっている。ウイルスは口や鼻からだけではなく目からも入るので、メガネかフェイスシールドをしなければ効果は半減するというのに。いずれにせよ先行きは不透明で、毎年梅雨入りの頃に感じる四季の変化を楽しむ余裕がないのがつらいところだ。
気分転換に、作曲家神津善行氏がゴルフ雑誌に連載している随筆に書いているジャズトランペット奏者日野皓正氏からのメールを転載する。日野氏は現在ニューヨーク在住で武漢コロナのため身動きがとれず、退屈しのぎに文章を考えたらしい。「まず次の文章を読んでください。」
しあわせになりたいの。/ 嫌よ!あなたと別々に  / なんて…そんなの私 /  じゃないから…一生 / 私の愛する人はあなた / だから…お願いよ!
「この文面を後ろの行から読むと面白くなると思います。」とあったという。退屈しのぎになるかな。

受診抑制

令和2年6月6日
武漢コロナウイルス騒ぎも落ち着いてきているが、当院の印象では3月までよりも4月以降の新患数が減っている。6月になって緊急事態宣言もなくなり飲食店なども再開しているところがほとんどになったけれど、まだまだ油断しないという人々の姿勢を感じる。おそらくこの流れは夏まで続くだろうが、不要不急の受診を控え患者さんの激減した医療機関も多いという。もしそうなったのなら不要不急の診療が多かったということになる。検診などはほとんどなくなっていたが、これこそ不要不急の最たるものだろう。厚労省もこれを機会に職場への健診しなさいという通達をなくすべきだ。そしてその医療資源を治療と介護にまわせば充実した医療・介護体制ができる。職場の健康診断を義務付けている国は日本だけだし、健康診断によって寿命が延びたという証拠はないのだから。
当院の患者さんの数は20年間あまり変わらないけれど、流れとしては多少の増減があるので今回の新患数の減りがコロナのせいかどうかはわからない。どうであれいつもと変わらず一人ひとり丁寧に診療していくだけである。

(続)WEB講演会

令和2年5月29日
武漢コロナウイルス騒ぎのために講演会、学会、勉強会などすべてなくなって久しい。年一度の日本産婦人科学会はWEB学会で無事に終わったが、ほかの小規模の会はWEBにするほどでもないのか相変わらず開催が見送られている。最近、いろいろな製薬会社がWEB講演の配信を始めているのはありがたいことである。以前から少しはあったのだが、やはり会場に赴いて直に聞いた方がよいのでWEB講演はスルーしていたけれど、このご時世では役に立つありがたい方法である。どの業界でもそうだろうが、常に新しい発見や流れを見て自分の仕事を見直したりそのまま進んでいったりするものである。医学も同様に、新しい診断法や薬・治療法、新たな知見などが常にあるので、アンテナを張っておかないと取り残される。実際の講演会がなくなっても、WEB講演の配信があれば遅れをとることはないので安心である。武漢コロナウイルス騒ぎが治まっても、WEB講演配信は残ると思うし、一層増やしてほしい。実際の講演会は特別なものを除いてなくすか、親睦会だけにするのがいいのではないだろうか。

懐かしい映像

令和2年5月22日
コロナ騒ぎのおかげでYou-Tubeを見る機会が増えた。最近ハマっているのは吉田拓郎の映像と歌である。高校時代から大学時代にかけて熱心に聞き、自分でもギターを弾いて歌っていた。「旅の宿」「結婚しようよ」「マークⅡ」「おやじの歌」「今日までそして明日から」などはコピーして弾いて歌ったものだ。吉田拓郎の曲はほとんど全部聴いていたし、楽譜もそろえていた。人気が陰り始めてからは、雌伏の時があったようだが心境の変化があったのか、再び我々オールドファンの前に表れるようになった。それらの映像をYou-Tubeで見ることができるのは実にありがたい。広島時代の思い出の場所を中村雅俊と一緒に巡る旅の放送も見ることができた。
はしだのりひこの「沈黙」という歌が一瞬ラジオの深夜放送で流れたことがあり、いい曲だなと気にいっていたがヒットしなかった。でも妙に覚えていてまた聞いてみたいものだと思ってネットで調べたがみつからなかった。最近、誰かが「沈黙」をアップしてくれたので聞くことができた。覚えていたイメージとは少し違っていたが懐かしいものだった。You-Tubeは実に便利でかつてなら「沈黙」を聴くためには、古いレコードを置いている店を回って探さなければならなかったのが、簡単に見つかりすぐに聴ける。ネットのない世界は考えられなくなったが、わずか30年ぐらいのことで驚くしかない。

テイクアウト

令和2年5月17日
昨日は一日中雨だったが今日は一転、さわやかな初夏の日差しになっている。このところランチをテイクアウトにする店が増えたので、いつもの気ままな昼食が難しくなっている。「太閤うどん」「こけもも」「菊屋」はテイクアウトのみになり、「天甲」「讃岐屋」「平和園」「一楽章」「袋町食堂」「千の風」は店内で食事できる。持ち帰って食べるのは面倒なので後者の店に行くようになるが、これらの店は近頃見つけた「千の風」を除いてずいぶん長く通っているので安心感がある。多くの店が店頭で弁当を売っているのを見るにつけ、一日も早い経済活動の再開を願わずにいられない。
新しい店などの開拓で参考させてもらっているブログで、いくつかの店のテイクアウトの内容と感想が良かったので、試してみることにした。笹組の旗艦店「調整」はきちんとした旨い料理を出す店だが、テイクアウトをしているとは知らなかった。去年までは思いもしなかった経験ができるのもコロナ騒ぎのせいで飲食業界は大変だと思う。少しでもお役立てしたいものである。

ソフトランディング

令和2年5月8日
5月6日は広島市の当番医だったので1日中開院していたが、街にはほとんど人通りがなく店も閉まっていて、こんな寂しい光景は初めてだ。7日からは連休明けでさすがに街には人が増えてきたが、まだまだいつもほどではない。幸い広島は市中感染者は新たには出ていないので、このまま感染拡大が収まりさまざまな活動が再開できればと思う。
今回の武漢コロナウイルス騒ぎは欧米が感染の中心になったため、日本でも必要以上に騒がれたのだと思う。死亡者数でいえば全世界で毎年180万人の交通事故死があり、肺炎で亡くなる人は1千万人、マラリアの感染者数は1億人、アフリカでは15~44歳の女性の死亡第1位はエイズであり、エイズの死亡者数は490万人である。東南アジア・アフリカではマラリアや麻疹などの感染症による多数の死亡があるけれど、話題になっていない。マスコミも欧米のことなら一層話題にして危機をあおるのだろう。感染者数からも死亡者数からも、インフルエンザや他の感染症の方が恐ろしいと思う。
5月5日には広島県の最北県境の近くの森の料理屋「ファームノラ」へ行った。今年初めてであるが、ネットで連休中営業していることを確認して喜んで行ったが、石窯ピザや鳥の燻製、ボルシチ、パスタなどのメニューから定番の料理をいただいた。ここは夏でも木々の緑の中、涼しくて広い敷地の屋外の手作りのテーブルや椅子で食べるのは最高である。ここを造ったご主人たちとも話ができたし、御年14歳のごぼちゃん(ラブラドールレトリバー?)にも会えた。いい息抜きになった。

大型連休?

令和2年5月2日
ゴールデンウイークの最中なのに街は静かなものである。車の数も少ない。いつもならフラワーフェスティバルを控えて人があふれかえっているだろうに。自粛要請を受けた多くの店はシャッターをおろして耐えている。連休明けまでは頑張ろうと、日本中の人たちは大人も子供も外出を控えている。
ところが自粛要請が5月末までになってしまった。これでは経済活動はもとより国民の精神的なダメージはすごいものがあるだろう。かつて「欲しがりません、勝つまでは」と国民に耐乏生活を強いて、挙句の果ては国土を焼け野原にされてしまった当時の指導者と同じことになるだろう。当時もマスコミと軍部指導者が一体となって戦争継続に駆り立ててすべてが終わってしまったのだ。国民も薄々わかっていたけれど、勝つのだという思いに騙されたのである。ウイルスに勝つことはできない。経済活動を少しずつでも再開しなければ、それこそ先の戦争の時と同じようになるだろう。
週刊新潮の記事が指摘するように、「交通事故をゼロにするために、自動車を止めてしまうという方策」を行っているのではないか。