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緊急避妊薬がOTC化された

令和8男2月6日
いよいよ緊急避妊薬が薬局で販売されるようになった。いいことなのだろうが問題は一杯ある。
まず、我が国で売られているノルレボは避妊効果はそれほど強くなく、排卵前に飲むことで排卵を遅らせるか、少し抑制することによって避妊できるか、というものである。射精した精子は1時間もあれば卵管に到達している。その後5日間くらいは受精能力がある。緊急避妊ピルを飲む前に排卵していたら受精している可能性があり、その後で飲んでも意味がない。
排卵しているかどうかは婦人科できちんと確認しなければわからない。受診時に排卵が済んでいれば飲む意味がないのである。薬局での値段が1錠7,480円だという。薬局では排卵の有無はわからないので結局は全員が飲むことになる。無駄な内服が増えると思われる。
欧米では緊急避妊薬はUPAが第一選択になっている。この薬はプロゲステロンの受容体に作用するので受精したばかりでも効果がある。ただし、胎毒性があるので妊娠がはっきりしている場合は使えない。この薬なら薬局で出しても有効だと思うが、全員に妊娠検査薬を使って妊娠していないことの確認が必要になるだろう。
全てを考案すれば、やはりきちんと診察できる婦人科で求めるほうがよいと思う。