月別記事一覧 2024年10月

食中毒後遺症(?)

令和6年10月17日
食中毒が回復し、やれやれと思っていたら今度は便秘である。もっとも下痢のために大腸ファイバー検査の前に処置をした後のように、腸は空っぽになっていたと思われるのだけれど、気になる。今回しみじみ思ったことは、ヒトは生理的なことから離れることはできないということである。空腹なら食べないといけないし、トイレも必要、睡眠もなくてはならない。快眠・快食・快便は生きる基本であるが、それがうまくいかないと大いに困る。普段は何の心配もなかったが、今は不快である。まあ、自然に任せて経過を見ていくしかないと思う。
今年の夏は暑すぎて長引いたために紅葉が遅れているという。例年なら日光は絶好の紅葉シーズンなのにまだなので、外国から紅葉を見に来た観光客ががっかりしているというニュースを見た。確かに近年の異常気象は、この国の行方を暗示しているようで心配である。こんな時に南海トラフ地震が起きたら我が国は壊滅するだろう。そうならないことを祈るしかない。

10月19日(土)は木山泰之医師も診療します

食中毒

令和6年10月11日
生まれて初めて食中毒になった。
先週の金曜日、昼食に市内某店で「冷やし中華」を食べたところ、夕方からお腹の調子が悪くなり下痢が続いた。夜は微熱があり、はじめはウイルス性の腸炎かと思ったが、熱は収まり下痢のみ続く。土曜日は何とか外来をこなして午後から安静、食事は粥やうどんを少し、日曜日は一日安静にしていたら徐々に回復してきた。水曜日にほぼ回復、元通りになった。
発症とその後の経過からサルモネラではないかと推測するが、調べてないのでわからない。食中毒は初めての経験で、この年になってもこんなことがあるのかと驚いたわけである。よかったことは体重が2~3キロ減ったことである。最近体重が一層増えてきて、何とかせんといかんと思っていたが、ちょうどよかった。せっかく減った体重をそのまま維持しなければ、と思っている今日この頃である(桂枝雀のパクリ)。

休日当番医

令和6年10月4日
日曜日は広島市の休日当番なので、一日クリニックを開けていた。毎度のことながら産婦人科に来る患者さんは少ない。これは開業した27年前から同じで、産婦人科だけが目立って少ないのである。広島市全体で1日平均10人くらい。これでは休日がつぶれるだけでなく、何とも言えない疲労感があり「産婦人科だけは休日当番は無くてもいいのでは」と思ってしまう。必要があるのなら忙しくても、せっかくの休日をつぶしても頑張ろうと思うのだが、9月21日(日)の患者さんは6人!うち1人は当院の患者さんだった。
あまりの少なさに広島市医師会への報告に「産婦人科の当番医の患者さんの数が少なすぎるので、当番医を無くしてもいいのでは」と書いたら、医師会の事務局から電話があった。「最も急を要するのは妊婦さんだが、それはかかりつけの分娩施設が24時間対処している。必要とされているなら協力するのはやぶさかではないが、貴重な休日をつぶしてまで当番医をする必要があるのか」と言うと「当番医制度は広島市から委託されているので、その旨報告しておきます」とのことだった。
おそらくこのまま当番医制度は続くだろうし、産婦人科医は休日当番のヒマさを我慢していくことだろう。まったくかなわないと思う。