令和3年9月1日
理性と情の間で揺れ動くのが人間だと思うが、国によっても個人によっても現れ方はずいぶん違う。欧米と比べて我が国は合理的という部分ではかなり遅れを取っているように思う。例えば健康診断は他国では強制されていないが、我が国では厚労省の通達のためいまだに強制的に職場で行われている。厚労省自身が研究班を作って調べた結果、有効性がほとんどないとわかったにもかかわらずである。
今回のコロナ騒動についても同じで、ずいぶんおかしなことを強制している。特に居酒屋をはじめ食事する施設に制限を設けてしまったが、感染は止まらないにもかかわらず制限したまま。果てはアルコール全面禁止ときた。これなどはなんの検証もせず雰囲気で決めたものだ。世界の情勢からみてコロナウイルスはすでに市中を覆っているとしか思えない。発症しないのは日本人の従来のコロナウイルスへの耐性と健康であればウイルスが標的臓器に達する前に跳ね返しているからだ。防ぐことができないのであれば、2類感染症とは違うように対処するしかないだろうがこれも変えない。経済も人心も疲弊した状態をいつまで続けさせるのか。もっと合理的な思考で事に当たるべきではないか。