月別記事一覧 2021年1月

Bamboleo

令和3年1月27日
表題(バンボレオ)はジプシーキングの曲であるが、初めて聴いたのはフリオ・イグレシアスがカバーしたものであった。約30年前、モロッコで世界内分泌の学会があり発表したついでに、スペイン・ポルトガルを旅したことがあったが、その時のツアーバスの運転手がずっとフリオの曲を流していてアンダルシア地方の風景とぴったり合って実に快かったのを思い出す。特にバンボレオは何度聞いてもぞくぞくするような素晴らしさで、ポルトガル人の運転手に感動を伝えるとカセットをくれたのだった。
その後、マイライフ~グレイテストヒッツという2枚組のCDを手に入れて何度も聞いているが、フリオの歌唱力は最高である。フリオはレアル・マドリードのゴールキーパーだったが交通事故で瀕死の重傷を負い、療養中に医師である父親のアシスタントからプレゼントされたギターで作った曲が歌謡祭で優勝した。法律の学位を取得すると同時にミリオンセラーを連発するトップスターとなった。全世界のレコード・CDの売り上げは3億枚を超え世界のベストテンに入っている。
フリオの声は暖かく情熱的で快い。ポルトガル人の運転手も大ファンだったようで、フリオの歌をほめられたのが本当にうれしかったのだと思う。いいものに出合うのは素晴らしいことである。

薬の処方の要求

令和3年1月21日
患者さんに薬を処方する際「ついでに別の科で貰っている薬も処方してもらえませんか」といわれることが稀にある。その薬についてのきちんとした知識があり、自分でも処方したことがあれば受けることもあるが、基本的には処方しない。比較的多いのは漢方薬の処方希望である。当院では漢方薬は処方していないので断るのだが、強硬に要求する患者さんもいる。断ると来院しなくなる場合もあるが、自分が効果を認めていないものを処方するわけにはいかない。
日本人は薬好きだと言われるが、患者さんの薬手帳をみると多くの種類の薬を処方されている人がいる。いろいろな科でそれぞれ薬を処方されていると結構な量になるし、ついでに処方を頼みたくもなるのだろう。自分で本当に有効だと思わない薬は処方しないし、その理由をきちんと説明するとわかってくれる患者さんもいるし、そうでない場合もある。なかなか難しいことである。

ポケモンGO

令和3年1月13日
昨年、娘が里帰りしているときに教わったポケモンを今もやっている。初めは適当にやっていたのだが、数か月後いろいろ教わって面白くなって結構やるようになってしまった。特に今はコロナで行動が制限されているので、する時間がとれるし散歩のときにもいい。去年の4月から始めて今レベル36である。このゲームはGoogleの社内で作られ、今はNIANTICという社名で独立しているようだがGoogleの位置情報を使った優れものである。カーナビより正確で細かいのがすごいところで、道に迷ってもポケモンの画面を出せば、自分の居る位置が正確にわかる。カーナビには載っていない道まである。散歩していると、ジムの近くに車を停めて中でポケモンの画面を出している人を結構見かける。
ポケモンを集めて強くして他のトレーナーのポケモンと競わせたり、ジムに出てくるポケモンを手に入れてレベルを上げるゲームだが、簡単なようで奥が深い。ヒマなときには時間つぶしになるし、やっただけレベルが上がるところが世界中に愛好者を増やしている理由なのだろう。

令和3年初春

令和3年1月6日
謹賀新年
めでたいはずの新春であるが、コロナで相変わらず憂鬱な日々が続く。なんでも首都3県に緊急事態宣言がでるらしい。なんという無駄なことをするのだろう。今までの経過を見ていけばわかると思うが、もう感染を抑えることはできない。若者にとってはただの風邪なのでマスク装着だけにして、高齢者はステイホームに努めるようにすればいいのである。症状があるものだけ治療して、後は今までのような生活をする。感染者は増えるだろうが、ウイルスを防ぐことはできないという前提に立てば行動はおのずから決まる。経済に与えられる影響も、医療の逼迫も今よりは良くなるだろう。今のままでは日本の国力は落ちてしまい、日本の領土を狙っている隣国が一層我が物顔に領海に侵入してくることを阻止できなくなる。我々もそうだが、日本のトップには総合的に見た覚悟が必要だと思う。
いつもなら今年の診療の目標などを書くのだけれど、つい思ったことを書いてしまった。診療はいつもと同じように誠心誠意やっていく所存です。今年もよろしくお願いします。