平成31年4月26日
平成という年号を使うのもあとわずかになった。激動の昭和、じり貧の平成、さて令和はどうなるのだろう。確実なことは人口が減ることに歯止めが効かないことである。
厚労省は平成30年12月21日付で平成30年人口動態(推計値)を発表した。対象は日本で出生した日本人であるが出生は92万1000人で前年より2万5000人減少、死亡は136万9000人で前年より2万9000人増加した。自然増減数は44万8000人減で前年より更に5万4000人減少、離婚件数は59万組で前年より1万7000組減少だった。
平成28年に出生数が100万人を切り、婚姻数も減少を続けている。婚姻数は5年で7万1000組減り、出生数は10万9000人減っている。
毎年50万人近くの人口が減っているうえに結婚が減り離婚が増えれば人口減少はいっそうすすむ。冷静に考えれば我が国の将来は非常に厳しい。それでもこの流れを変えることは難しいのだろう。一つの国の興亡は人間の一生に似て、なるようにしかならないのだろうか。ゴールデンウイークを前にして、暗い話である。