日付別記事一覧 2018年7月13日

自然災害

平成30年7月13日
瀬戸内は南北を四国山脈と中国山脈に守られて、地震や津波の被害も少なく気候も温暖で最も住みやすいところだと思っている。台風や雪害もほとんどないので、ニュースなどで他県のさまざまな被害を見るにつけ、瀬戸内に住むありがたさを感じていた。ところがこのたびの大雨は広島県と岡山県に甚大な被害をもたらした。降雨開始からほぼ1週間たち晴天というより炎天が続くが復旧にはもう少し時間がかかりそうである。
我が国は降雨量が多く緑の豊かな「麗しの国」である。山は水を貯え、水田は昔からの丹精込めた手入れでその水をさらに有効に貯える装置として働いてきた。山から海までの距離が短く流れの急な川の多い我が国では、治水は昔から行われてきた最も必要な事業で、水田を中心にした我が国の生命線といってもいい大切なことであった。洪水による被害は昔から何度も繰り返されてきたので、先人は堤防を高くし放水路をつくりダムや水門をによる水量の調節を行い、考えられるあらゆることをしてきた。
このたびの大雨は想定を超えていたために大きな被害が起きてしまった。地震の時もそうであったが、自然災害が起きる度に「自然には逆らえない」と思ってしまう。でも、その後の復興に皆が力を合わせて頑張っている姿を見ると、まだまだこの国は大丈夫だと思う。