平成29年11月25日(土)
先日、地区医師会の忘年会があった。本通りを中心にしたこの狭い地区に50近い医院・病院がひしめき合っているが、日頃なかなか顔を合わせることがないのでこの集まりにはなるべく出席するようにしている。この日は他にも2件の会合が同じ時間にあり、どの会に出席するか迷ったが、結局第4支部の忘年会にした。出席者は20名余りで思ったより少なかったが、さすがに若い先生方が増えている。20年前に初めて出たときは自分が一番若い世代だったが、いまやもうベテランの年齢になってしまった。息子さんにあとを継がせて悠々自適の先輩や、後期高齢者になってもまだまだ頑張るという先生もおられ心強いことである。
20年の間には亡くなられた先生や廃業した施設もあるが、新たに開業した施設も多く袋町第4支部は最も変化の大きいダイナミックな地区だと思う。このような場所でやっていけるのは実にありがたいことであるが、いつまでやれるのかは誰にもわからないことである。
月別記事一覧 2017年11月
袋町第4支部忘年会
「ワクチン副作用の恐怖」
平成29年11月17日(金)
表題の本は、孤軍奮闘して医学界に警鐘を鳴らし続けている近藤誠医師の最新刊である。この本を知ったのは、医師たちの多くが入っているメーリングリストで例によって近藤医師の本を誹謗中傷する意見が多く見られたので、逆に興味を持ち取り寄せてみたからである。
以前から近藤医師は膨大な医学論文を検討したうえで、患者のためにならない検査・治療はすべきでないといい続けているが、大半は無視するか氏の主張を読まないで反論するかだった。かつて山本夏彦氏が「わかる人は電光石火わかるが、わからない人にはいくら話してもわかってもらえない」と述べていたが、そのとおりだと思う。近藤医師の言うことを認める医師は少なからずいると思うが、大勢はなかなか変わらない。ワクチンが有用だった時代は確かにあったが、現在の日本で果たして今の膨大なワクチンが必要なのか。副作用があってもそれ以上に有用なのかを本当にきちんと検討したうえで使っているのか、氏の本を読むとかなり怪しいと思われる。
ワクチンを世界中に広めるのはWHOの方針であり、WHOのバックには巨大製薬会社がついていることは周知のことである。我が国の医学界がWHOの方針に振り回されて、ワクチンの副作用による犠牲者を出すことだけはしないように冷静に考えてもらいたいと思う。
誕生日
平成29年11月10日
おそろしいことに誕生日が来てしまった。今日で65歳、前期高齢者、正真正銘の老人である。20年前に開業した時は44歳、まだまだ若いと思っていたが毎年、歳を重ねていつのまにかこうなってしまった。小さい頃よく聞いていた童謡に「村の渡しの船頭さんは今年六十のおじいさん、歳はとってもお舟をこぐ時は、元気いっぱい櫓がきしむ、それぎっちらぎっちらぎっちらこ」という歌があったが、何の疑問も持たず六十歳はお爺さんだと思っていた。いざ自分がその歳になってみると、周りは元気な人ばかりで昔と比べれば10年は若返っているように思う。つまり、今は55歳で前期高齢者になるのはあと10年かかると思えばいいわけで、そのほうが幸せだろう。
寿命というものはどうしようもないもので、人は病気で死ぬのではなく寿命で死ぬのである。どれだけ健康に気を付けて節制していても病む時は病むのである。現状を肯定して一日一日を大切に生きるしかない。今この瞬間に感謝である。
18時開演
平成29年11月2日(木)
今、手元に「18時開演 TKURO YOSHIDA」という3枚組のCDとおまけのDVD1枚のアルバムがある。平成21年に吉田拓郎が4回だけステージ活動を行った時の東京でのライブ収録盤である。最初から最後まで一切カットなしで録音されているので、まさにライブ気分を味わえる貴重なアルバムになっている。偶然手に入れて時折聞いているがその度に青春時代に拓郎の音楽に熱中していた頃のあれこれを思い出す。
高校時代に、ラジオの深夜放送で聴いた曲をすぐにギターで再現しようとしたり、テープレコーダーに録音して何度も聴いたりしたものである。「旅の宿」「結婚しようよ」などはギター譜を手に入れて同じように弾き語りができるように練習したものである。今からみれば結構ガキっぽい歌詞の曲もあったが、当時は心底傾倒していた。今回のライブ盤では会場から自分と同じ年代と思える人たちの「拓郎コール」が聞こえて、伝説の中津川フォークジャンボリーを彷彿させる雰囲気が伝わってくる。吉田拓郎の歌もしゃべりも当時とあまり変わらず、すばらしい才能の持ち主であることがうれしい。