月別記事一覧 2017年4月

禁酒?

平成29年4月28日(金)
4月になって飲む機会が重なって、とうとう何も食べたくなくなった。胃部不快感のために昼食を抜いたのは久しぶりで夜はおじやを少々、もちろんアルコールは厳禁である。ありがたいことに1週間の禁酒で元に戻り、今までどおりの食事ができるようになった。以前から何回も同様の状態になり、そのたびにアルコールを控えるつもりでいたが、飲みの機会が重なるとつい飲んでしまう。元来アルコールに弱い体質であるから、胃に負担がかかるのは重々承知しているのだけれど…
禁酒してみるとごはんのおいしさがわかる。子供の頃はごはんとみそ汁と塩サバや唐揚げのおかず、漬物くらいでごはんを何倍もお代わりしていたが、本当にごはんがおいしかった。今回、その頃のことをふと思い出したのは、禁酒したからだと思う。アルコールなしの夕食はあっという間に終わってしまうけれど、ごはんはじつにおいしい。禁酒を続けるかどうか悩ましいところである。

ゼルダの伝説

平成29年4月21日(金)
ニンテンドーのファミコン復刻版が発売されたという話は昨年から知っていたが、とうとうアマゾンで手に入れた。早速「ゼルダの伝説」をやってみたがなかなか面白い。30年以上前にドンキーコング、スーパーマリオなどのゲームを携えてファミリーコンピュータ(ファミコン)が登場した時は衝撃的だった。日本中さらに世界中の若者の支持を得てファミコンは売れに売れ、発売元の花札などを売っていた京都の小さな老舗「任天堂」は大企業へと変身していった。当時勤務していた某町立病院でも院長が医局兼食堂にファミコンを置いていて、院長を始め医師たちが発売されたばかりのファミコンで遊んでいたのを思い出す。
当時は家でもずいぶんやったが上記の「ゼルダの伝説」は、謎解きと経験によりレベルが上がるという2つの特徴に加え、画面が当時としては綺麗だったので結構はまった。週に1度大学へ通って学位論文のための研究することが義務付けられていたが、同じ研究仲間たちとアイテムの隠し場所などの情報交換をしたものである。あとは「メトロイド」「ドラゴンクエスト」もよくできたゲームでドラクエはⅥぐらいまでやっただろうか。いつの間にか興味を失ってしまったが、久しぶりにやってみると当時の状況などが思い出されてなつかしいものである。

日本産科婦人科学会

平成29年4月14日(金)
急に暖かくなった桜吹雪の舞う広島で上記の学会が開催されている。大学にとってこの学会を主催することは名実ともに一流の大学であると認められたことで、名誉なことである。日本中から教授、講師、基幹病院の部長など第一線級のドクターが今、広島に集まっている。関係者は疲れるだろうなと思うが、かつて岡山で学会が開かれた時は大変だった。岡山には当時「良い」といわれるホテルは2つしかなく、そのうちの一つは山の上にあった。会場はその2つのホテルと市民会館の3か所を使ってシャトルバスで行き来するようにしていたが、不便極まりない。今でこそコンベンションセンターとホテルが駅のそばにできて大きな学会も開きやすくなっているが、当時はちゃんとした会場がないのだから仕方がなく、それこそ罰ゲームのようだった。
それに比べて広島はさすが政令指定都市、国際都市である。学会場はリーガとグリーンアリーナ、クレドホールで十分まかなえているし、これらの施設は隣接しているので移動に便利、加えて周辺には繁華街があり平和公園もある。これほど全国大会の開催に適した都市は多くはないのではなかろうか。他にも国際会議場やアステルプラザ、旧厚生年金会館などもあり、同時に別の学会があっても開催できる余裕がある。内外の観光客も多くホテルの数も多い。そういえば昨年はオバマ大統領も来広した。「おしい!広島」ではなく「余裕の!広島」である。

MDからICレコーダーへ

平成29年4月7日(金)
暖かくなり桜も満開となったが雨模様の日が続き、花見には困ったことである。それでも雨の前に一瞬、娘や孫たちと近くの公園の桜の下で弁当をひろげ夜桜を楽しむことができた。
最近、尺八の稽古の模様を録音した初期のものを聞いてみたが、その頃の師匠の教え方と自分の技術の未熟さ、会話などが当時の記憶をよみがえらせてくれて感慨深いものがあった。初めはMD(ミニ・ディスク)に録音していたが70分程度しか録音できないので、ディスクの枚数ばかり増えていってしまった。その後ICレコーダー(MP3)が発売されてからはレッスンも演奏会もすべてこの小さな機器で録音するようになった。ICレコーダーは優れもので、軽くて小さいので持ち運びに便利で録音可能時間も長い。モーターのような故障しやすく電気をたくさん必要とするものはついていないので、小さな充電池でくりかえし長く使える。パソコンに取り込んで整理しておけばいつでも簡単に探せて再生できる。
それに対してMD録音再生機器はもう製造されていないので、手持ちの装置が壊れたら二度と録音したMDを聞くことはできなくなる。簡単な録音にはテープレコーダーより便利で使いやすかったのだけれど短い命だった。レコードはずいぶん長い間使われていたがCDが出るとあっというまになくなってしまった。一部では根強いレコードファンもいて、今でも細々と製造されているようではあるがいずれ伝説になるだろう。面白いことである。