平成26年5月29日(木)
日曜日に安芸区民文化センターで尺八演奏会(発表会)があり、「鹿の遠音」という曲を演奏した。この曲は尺八の古典本曲で、秋の深山で鹿が鳴く声を模写したもので、味わい深い曲である。今回は雄と雌の鹿が互いに呼びかわし交歓するという趣向で、師匠との掛け合いの演奏となった。リハーサルも含め丸一日つぶれたが楽しい経験だった。
尺八をはじめて10年になるが、なかなかうまくならない。それでも他の人たちの音を聞くとずいぶん啓発される。今回もいくつかの点で気付いたことがあり、早速取り入れてやってみようと思っている。「下手の横好き」ということわざがあるが、簡単に上達しない方が長続きするのかもしれない。