平成25年11月22日(金)
岡山大学の平松教授を迎えてシェラトンホテルで産婦人科広島同門会が行われた。毎年、この時期に開催され、平松教授による大学での最近の話題などの講演がある。かつて岡大は中四国に関連病院をたくさん持っており、教室から医師を派遣していた。どの県にも多くの同門の医師がいて、広島県では広島市、福山市の2か所で現地同門会が行われていた。そのほか各県でもこの時期に会が開かれるので、教授は大変だっただろうと思う。現在も同じように開催されてはいるが、医局制度が変わり産婦人科の入局者数も減って、今までのように各地の病院に医師を派遣できなくなってしまった。その結果、若い医師が減って会員の高齢化が進んでいる。
広島市では広島市民病院、広島赤十字病院、逓信病院、中電病院は岡大から医師を派遣していた。今は広島市民病院と逓信病院だけになってしまった。これは時代の流れであるが、かつて自分が高知県、香川県、兵庫県などの病院に派遣され、貴重な経験ができたことが現在の診療につながっていることを思うと、医局制度を含めた体制のうつろいがさみしい。