日付別記事一覧 2011年2月18日

周囲の国々のモラル

平成23年2月18日(金)
日本の周辺の軍事大国にはモラルがないように見える。北の大国は太平洋戦争末期に、条約を無視して突然北方領土を占領していまだに居座っている。隣の個人独裁国はわが国の何の罪もない人たちを拉致し、いまだに帰さない。わが国が飛鳥時代から朝貢を続けてきた国は一党独裁で、権力主義と拝金主義が国を覆い尽くしている。
これらの国に共通しているのは個人であれ党であれ独裁である、ということだ。独裁になると権力は必ず腐敗して末路は哀れなことになる。隣の大国からわが国は「論語」をはじめすばらしい思想を学び、行動規範のバックボーンにしてきた。なのに一党独裁になってしまった今のモラルのなさはどうしたことであろう。ついでに言うと、規模は小さいけれど相撲界も同じ道を歩んでいるようだ。大きな声では言えないが警察組織が一番心配である。内部公開が一度もされたことがないのは問題である。
わが国の政治体制は、これらの国やわが国に原子爆弾を落とした国と比べてみたら、かなりマシであると思う。でも民主主義の弱点は衆愚政治に陥りやすいことと、正しいことでも素早く進めることが難しい、ということである。これらをどうしたら少しでも改善できるかが、永遠のテーマである。