平成21年10月28日(水)
とうとうアシスト自転車を買ってしまった。自転車での通勤はとても快適なのだが、夜疲れて帰宅する時の橋の高低差は結構しんどいこともあり、唯一それだけが自転車通勤の難点であった。
通勤途中で時々一緒になるF先生は以前からアシスト自転車で通勤されていて、坂道でもあっという間に楽々と先に行ってしまう。ちょっとうらやましかったが、9月の連休で京都に行った際にレンタサイクルの予約がいっぱいで仕方なくアシスト自転車をレンタルした。初めて乗ってみたらこれが実に快適で、あまりの楽さに感激してしまった。最初の一漕ぎは後ろから押してもらっているようでほとんど力がいらず、坂道も平地を走っている感覚である。京都の高低差のある寺院なども楽勝で行くことができた。
今は毎日の通勤が楽しみである。ほかの自転車通勤の人たちにちょっぴり後ろめたさを覚えながら、それでも快適さに大いに満足している。
月別記事一覧 2009年10月
アシスト自転車を買った
深まる秋
平成21年10月21日(水)
急に冷えるようになって朝、ブレザーの下にベストを着ようとしたが、ちょっと早すぎるかとやめた。一挙に秋が深まり最もいい季節が過ぎようとしている。食欲の秋、収穫の秋。天高く馬肥ゆる秋。秋深き、隣は何をする人ぞ。
人生には色々なことがあり、何十年生きてきても初めての経験はあるものだ。いいことも悪いことも含めて。何歳になってもこれは自分にとって初めての出来事だ、と思うことはある。それでも物の見方や感じ方はそれほど変わっていない。三つ子の魂百までというが、まことのその通りだと思う。持って生れた性分、死ぬまで変わらないだろう。
一日二食
平成21年10月15日(木)
昔に比べて酒量は増えたが食事の量は減ってきた。かつては食欲旺盛でいくらでも食べられたが、今はおいしいものを少しだけがよくなって、まるで老人のようである。それなのに体重がちっとも減らないのはどうしたことか。責任者を呼んで来い。
朝はコーヒー一杯だけ。昼は近くの行きつけの店を回遊し、夜は晩酌なので1日2食である。この朝食抜きのスタイルになって10年以上20年近くになるだろうか。それでも休日や旅先では、特に和朝食がおいしくてたくさん食べてしまうのはどういうことだろう。いずれにせよ仕事を続けている限り、今のスタイルのままだと思う。
痛い静脈瘤
平成21年10月10日(土)
朝夕、肌寒さを感じるようになった。リフォーム・引っ越しも終わり、やっと今までの生活が戻ってきた。実に快適で、当分は家に居つくようになりそうである。
以前からの下肢静脈瘤が徐々に悪化してきている。先日、テニスの後尺八の稽古(正座)をしたところ、翌日から痛みがあった。しばらく無理しないようにしたらおさまったが、こればかりは手術以外には治せないだろう。両親ともに下肢静脈瘤があったので仕方がないと思うが、とりあえずはだましだまし行動して、どうしようもなくなったら手術となるだろう。遺伝とはまことにすごいものである。
分娩助成金制度の変更
平成21年10月5日(月)
先の政府のバラマキ政策のせいで全国の産婦人科が困っている。
10月から分娩助成金が直接お産をした施設に支払われるようになったのであるが、問題は3か月遅れで払い込まれることである。今までは、退院の時にお産をした人が直接施設に支払って、その後で個人に助成金が保険者より支払われていたので、各施設は現金がすぐに入ってうまく経営されていた。ところが急に(4か月前に告示された)2ヶ月間は現金収入がないことになったのである。
たとえばお産が月に50件ある施設の場合、入院費が1人40万円として40万円×50件は2000万円、2ヶ月分だと4000万円で、ただでさえぎりぎりで頑張っている施設がこの現金を自前で調達しなければならないのである。あとで返ってくるとはいえ資金繰りの心配をしなければならず、おまけにこの制度の事務手続きの煩雑なこと!これらをすべて産婦人科施設に押しつけておいて、一般の人たちには「安心してお産できるようにわが党(この場合は自民党)が頑張りました」とアピールしていたのである。
おかげでギリギリで経営していた分娩施設の中には、「もう止めた」というところが出てくるのは必定である。今ほど産婦人科医がやる気をなくさせられている時代はないのではなかろうか。